「毎日一生懸命美味しいお菓子を作っているのに、なかなか売上が伸びない」「最近、コンビニスイーツのレベルが上がってきて、お客様が減っている気がする…」
そんなお悩みを抱える、個人経営のケーキ屋さん、洋菓子店、和菓子店、スイーツ専門店の皆様へ。
この記事では、現場での豊富なコンサルティング経験をもとに、小規模店だからこそできる「集客と販促、そして商品開発のコツ」を徹底解説します。お忙しい皆様のために、まずはこの記事の3つの要点を先にお伝えします。
・大手の「逆」をいく: 効率化を追い求めず、あえて「手作業」と「手間」をかけ、大手が真似できない商品を作る。
・賞味期限の短さは「武器」になる: 添加物を使わず「鮮度」と「出来立て」をアピールすることで、価格競争から抜け出す。
・「このお店といえばコレ!」を作る: 何でも売っているお店ではなく、地域の旬の素材などを活かした「圧倒的な看板商品」を一つ生み出す。
これらを軸に、具体的なアイデアや事例をたっぷりご紹介していきます。ぜひ、お店の売上アップにお役立てください。

第1章:個人経営のケーキ屋・洋菓子店・和菓子店が直面する現状と「勝ち筋」
1)洋菓子店と和菓子店とは
本題に入る前に、少しだけお店の分類について整理しておきましょう。 この記事で指す洋菓子店とは、ケーキや焼き菓子、アイスクリーム、シュークリームなど、西洋起源のスイーツを扱うお店(ケーキ屋さんなど)を指します。 一方、和菓子店とは、饅頭やカステラ、大福など、日本独自の文化として発展したお菓子を扱うお店です。例えば饅頭は中国が起源ですが、酒饅頭等、定着していますので、和菓子店に含みます。
しかし、現代では「抹茶のロールケーキ」や「生クリーム入りのどら焼き」など、和洋折衷の素晴らしいお菓子がたくさんありますよね。厳密な分類にとらわれる必要はありません。この記事でお伝えする集客や販促のアイデアは、「お菓子を製造・販売しているすべての事業者様」に共通して使えるノウハウです。

2)なぜ今、小規模店は「差別化」が必要なのか?
「個人経営のケーキ屋は儲からない」「和菓子屋は時代遅れになってしまうのでは」といった不安の声を聞くことがあります。その最大の理由は、コンビニエンスストアや大手チェーン店の台頭です。
皆さんもご存知の通り、近年のコンビニスイーツは本当にレベルが高く、「この値段でこの美味しさなら十分」と考えるお客様が増えました。つまり、普通のお菓子を普通に作っているだけでは、資金力も効率的なシステムも持つ大手の「価格」や「利便性」には勝てない時代になったのです。
3)小さなお店の「勝ち筋」はどこにある?
では、個人店はどう戦えばいいのでしょうか?答えはシンプルです。「大手が絶対にできないこと」を徹底的にやることです。
大手チェーンは「いつでも、どこでも、同じ味を、安く、長持ちさせて」売るのが得意です。裏を返せば、小規模店は「今だけ、ここだけ、特別な味を、適正価格で、新鮮なうちに」売れば良いのです。
大量生産の効率化を追い求めるのではなく、地域の素材を活かした独自性や、職人の手仕事が生み出す温かみこそが、お客様がわざわざあなたのお店に足を運ぶ理由(=顧客価値・存在価値)になります。
次章からは、この顧客価値(存在価値)を高めるための具体的な商品開発のポイントを、豊富な事例とともにお伝えしていきます。
第2章:大手に勝つ!洋菓子・和菓子の商品開発9つのポイント
「コンビニスイーツにはない魅力を出したい」「原価高騰で値上げせざるを得ないが、お客様離れが怖い…」
こうした悩みを解決する根本的な対策は、「価格以上の価値を感じてもらえる商品開発」に尽きます。個人経営のケーキ屋や和菓子店が、新商品のアイデアを練る際に必ず意識していただきたい9つのポイントをご紹介します。
1)このお店といえば「これ!」という看板商品を開発する
「なんでもそこそこ美味しいお店」は、大手に負けてしまいます。お客様にわざわざ足を運んでいただくには、「この季節は、あの店の〇〇が絶対に食べたい!」と思い出してもらえる強烈な看板商品(代表選手)が必要です。
・事例:秋田県にあるフルーツタルトのお店では、季節のフルーツがこぼれ落ちそうなほど大量に乗ったタルトを販売し、「苺が鮮やか!」「たっぷり乗っている!」と口コミで大人気です。

・目標:「これだけは他店に負けない!」と自信を持って言える商品を一つ作りましょう。お客様の3割以上がその商品を目当てに来店する状態になれば、お店の経営はグッと安定します。
2)「健康志向」に配慮したスイーツを作る
現代のお客様は、美味しいだけでなく「身体への影響」も気にしています。大手の工場生産では日持ちやコストの観点から難しい「健康に配慮したお菓子作り」は、個人店の強力な差別化になります。
・具体的なアイデア:
砂糖の使用量を減らし、甘さを控えめにする(糖質オフ)
人工甘味料や合成着色料、食品添加物を極力使わない
野菜や果物をたっぷり使い、小麦粉の割合を減らす
3)「地域密着」で顔の見える生産者から仕入れる
大手のチェーン店は、全国の店舗に同じ材料を配るため、大量仕入れが基本です。だからこそ、小規模店は「地元のきめ細やかな仕入れ」で勝負しましょう。
・事例:単なる「苺大福」ではなく、POPに「〇〇市の田中農園さんが朝摘みした完熟苺を使っています」と書くだけで、商品の価値は跳ね上がります。
・社会貢献(コーズリレーションシップマーケティング):「米粉ロールケーキの売上1%を、地元の河川を守るNPOに寄付します」といった、地域課題の解決に繋がる仕組みを取り入れるのも、お客様から応援されるお店になる秘訣です。
4)効率化の罠に注意!「手作業」と「手間」を最大の価値にする
「機械を導入して効率よく作ろう」と考えると、大手の土俵に上がることになります。コンビニスイーツに対抗するには、あえて非効率な「手間」をかけることが大切です。
大手が手を出せない繊細なデコレーション、絶妙な焼き加減、手作業ならではの食感を追求しましょう。もし業務を効率化するなら、「より手間をかけたお菓子を作るための時間を生み出すため」に、袋詰めや裏方の作業を効率化するという考え方を持ちましょう。
5)大手の逆張り!「賞味期限」はあえて短く設定する
大手のスーパーやコンビニは「いかに賞味期限を長くするか」に全力を注ぎ、そのために添加物を使用することもあります。個人店は、その真逆をいきましょう。賞味期限が短いことは、「鮮度抜群」「無添加の証」という最強のアピールポイントになります。
・事例:クリスマスの時期、大量生産のケーキは数ヶ月前にスポンジを焼き、冷凍保存しているケースが少なくありません。個人店はあえて「完全予約制」にし、「お渡しする当日の朝に焼き上げたスポンジを使用しています」と伝えるだけで、圧倒的な風味の違いを生み出し、単価を上げることができます
6)良い原材料(バターなど)を使い、その価値を「しっかり伝える」
原価高騰の波は厳しいですが、お菓子は原材料の良し悪しが味に直結します。例えば、思い切ってマーガリンを高品質なバターに変えてみてください。それだけで劇的に風味が向上します。
そして重要なのは、「良い材料を使っていることを、お客様にきちんと言葉にして伝える(POPやSNSで発信する)」ことです。理由がわかれば、お客様は少し高くても納得して買ってくださいます。
7)自然栽培や無農薬の果物・野菜を優先する
フルーツタルトや季節の和菓子などに使う農作物は、可能な限り「自然栽培」や「無農薬」のものを選びましょう。これも大手には真似しにくい仕入れです。小さなお子様を持つ親御さんや、健康意識の高い層(高単価でも質の良いものを求める層)をファンにすることができます。
8)素材の風味を最大限に活かす「低温・非加熱」の工夫
果物本来の香りや、ナッツ類の風味を飛ばさないために、ジャムやペーストを作る際の温度管理にこだわるのも一つの手です。高温で一気に加熱する工場生産とは違う、低温調理や非加熱(生食感)を取り入れることで、「このお店のスイーツはフルーツの香りが全然違う!」という感動を生み出せます。
9)食欲をそそる「売れる色使い」を取り入れる
商品の見た目は、最大の販促ツールです。特に近年はSNS(Instagramなど)でお菓子の写真を撮るお客様が増えています。
苺の「鮮やかな赤」、抹茶の「深い緑」など、シズル感(食欲や購買意欲をそそる感覚)を刺激する色合いを商品開発の段階から意識しましょう。ショーケースに並んだときの彩りが豊かなお店は、それだけでお客様をワクワクさせることができます
コラム:原材料の良し悪しは、風味と満足度に直結する
原材料の良い悪いが、食味や風味に大きな影響を及ぼします。それは職人の皆さんが、痛いほどわかっているはずです。例えばマーガリンをバターに変えるだけでも、劇的に風味や食味は向上するものです。
実際、支援先の現場でも、マーガリンをバターに変更するだけで、「お客様の満足度が大きく向上した!」という1次データを多々、持っています。他にも、小麦粉、餅米、卵、牛乳、小豆、栗等々、健康視点で良いものを選択していく癖をつけましょう。
例えば、卵は平飼いで有精卵、蜂蜜は蜂の採蜜エリアに農薬や除草剤がまかれていない品質等、栗の渋皮煮は、中国産の溶剤で皮を溶かしたものではなく、国産栗を仕入れ自店で皮むきし製造する等です。良いものを選べば、間違いなく風味は向上します。無論、値付けとのトレードオフですから、全てコダワルというのは難しい側面もあるでしょう。しかしながら、小さい洋菓子店や和菓子店は、「消費者は大手よりも高品質を求めている」ことを自戒して取り組んでいただきたいのです。光明が見えることが多いので、おススメです。
下記画像では、左が中国産で溶剤で皮を溶かした渋皮煮の栗使用、右が秋田県産の善兵衛栗を使用し、自社で渋皮煮を製造して利用したものです。価格は2倍近くに跳ね上がりましたが、販売点数は落ちませんでした。


第3章:お客様の食欲をそそる!売場での効果的な商品アピール術
せっかく他店には負けないこだわりのケーキや和菓子を作っても、ショーケースにただ並べているだけでは、その魅力は半分も伝わりません。ここでは、「ケーキ屋のPOPの書き方」や「和菓子屋の陳列のコツ」など、売場で買いたくなる仕掛け作りのポイントを3つご紹介します。
1)「主要原材料」や「フレーバー」を商品と一緒に陳列する
お客様は、完成したお菓子だけでなく「どんな素材からできているのか」に強く惹かれます。 例えば、ショーケースの横や上に、実際に使用している「契約農家の泥付きのサツマイモ」「香りの良いバニラビーンズ」「産地直送のフルーツの盛り合わせ」などをカゴに入れてディスプレイしてみてください。これだけで、「本物の素材を使っているんだな」というシズル感(食欲をそそる感覚)が視覚からダイレクトに伝わり、購買意欲がグッと高まります。

2)売れるPOPの書き方!「こだわりの理由」を明示する
「苺のショートケーキ 500円」という商品名と価格だけのPOP(値札)になっていませんか? 個人店が売上を伸ばすためには、POPが優秀な営業マンにならなければいけません。「なぜこのお菓子が美味しいのか」「誰が作っているのか」という理由をしっかり書き込みましょう。
・NG例:「こだわりの苺大福」
・OK例:「〇〇県産・田中農園さんの朝摘み完熟苺を使用!毎朝つきたての柔らかいお餅で、甘さ控えめの自家製白あんと一緒に包みました。賞味期限は本日中です!」
このように、素材の産地、手作りの工程、鮮度の良さを文字にして伝えることで、大手コンビニスイーツとの圧倒的な「価値の違い」をお客様に理解していただけます。
⇒菓子のPOP作成には、コツがあります。こちらの記事「食品・スーパー・飲食店向け「売れるPOP」作成の手順とコツ|手書き・無料ツール・AI活用まで完全網羅」と合わせて、確認しておきましょう
3)食欲と買い気をかきたてる「色」を店内に配色する
お店の壁紙や装飾、ショーケースの敷き布などの「色使い」も重要です。 一般的に、暖色系(赤、オレンジ、黄色など)は食欲を増進させ、温かみを感じさせる効果があります。逆に、寒色系(青など)は清潔感はありますが、食欲を減退させてしまうことも。自店の看板商品(苺の赤、抹茶の緑、カステラの黄色など)が最も美味しそうに、そして鮮やかに見える背景色や照明を工夫してみましょう。
⇒色は食品や菓子の販売において、こだわらなければいけない重要な要素です。以下の記事が詳しく解説していますので、御利用ください。
売れる!加工食品・お菓子のパッケージデザインの作り方・作成方法と相場|おしゃれな成功事例も」
「食品パッケージデザイン「色」の決め方!売れる色彩心理・配色比率・タブーを解説」
第4章:お金をかけずに売上アップ!今すぐできる集客・販促アイデア30選
1)【Web・オンライン集客編】個人店の洋菓子店・ケーキ屋・和菓子店・スイーツ専門店が実施すべき10のアイデア
現代のお客様は、お店に行く前に必ずスマホで情報収集をします。ここでは「ケーキ屋 SNS集客」「和菓子屋 MEO対策」といった課題を解決するための、デジタルを活用した10の集客アイデアを、マーケティングの理論とともに解説します。
①SNSで「製造プロセス」を見せる(プロセス・エコノミー)
完成したケーキの写真を載せるだけでは大手に勝てません。お客様は「結果」だけでなく「過程(プロセス)」に価値を感じるようになっています(これをプロセス・エコノミーと呼びます)。
・実践と事例: 卵を割る音、スポンジがオーブンで膨らむ様子、餡子を練り上げる湯気などをInstagramのストーリーズで発信しましょう。「こんなに手間暇かけて作っているんだ!」という感動が、来店動機に直結します。
②Googleビジネスプロフィールの徹底運用(ZMOT理論)
Googleが提唱する「ZMOT(Zero Moment of Truth)」という理論があります。これは「お客様は店舗に来る前(ゼロの瞬間)に、すでにネット上で買うかどうかを決めている」という法則です。
・実践と事例:「近くのケーキ屋」と検索した際に表示されるGoogleマップ(MEO対策)を充実させましょう。営業時間、定休日の正確な記載はもちろん、ショーケースの美しい写真を毎月アップロードするだけで、新規客の来店確率は劇的に上がります。
③地元インフルエンサーの活用(社会的証明の原理)
人は「他の多くの人が良いと言っているもの」を無意識に信頼する心理があります(社会的証明の原理)。
・実践と事例:全国区の有名人である必要はありません。「〇〇市 グルメ」で発信している地元のInstagramグラマーにダイレクトメッセージを送り、「新商品を試食して率直な感想を投稿してもらえませんか?」と依頼しましょう。
④ニュースリリースの配信(権威性の法則)
「テレビで紹介されました」「新聞に載りました」という第三者からの評価は、お客様の信頼を強烈に高めます(権威性の法則)。
・実践と事例:「地元の規格外フルーツを救うために開発したSDGsなタルト」など、社会性のあるストーリーを作り、地元の新聞社やWebメディアにプレスリリース(ニュースリリース)を送りましょう。広告費ゼロで絶大なPRになります。
⑤新商品モニターの募集(バンドワゴン効果)
「みんなが買っているから欲しい」と思わせる心理効果(バンドワゴン効果)を狙います。
・実践と事例:発売前の新商品を「SNSで感想を投稿してくれる方限定で、5名様に無料プレゼント!」と募集します。発売日と同時に一気に口コミ(UGC)が広がり、スタートダッシュの売上が確実になります。
⑥LINE公式アカウントの導入(プッシュ型マーケティング)
お客様の来店を「待つ」のではなく、こちらから「攻める」のがプッシュ型マーケティングです。
・実践と事例:「雨の日はポイント2倍」「本日の夕方限定、焼き立てアップルパイ焼き上がりました!」といったリアルタイムの情報をLINEで配信することで、お客様の「今日行こうかな」という衝動を刺激できます。
⑦ショート動画(TikTok/Reels)の活用(視覚的シズル感)
人間の脳は、動くものや音に強く反応します。
・実践と事例:15秒程度の短い動画で、「とろけるチョコレートをかける瞬間」や「サクサクのミルフィーユをカットする音」だけを配信します。食欲を直接刺激する「シズル感」の演出には動画が最強です。
⑧ネット予約・店舗受け取りの導入(オムニチャネル化)
「食べたいけど、お店に行って売り切れていたら嫌だな」というお客様の心理的ハードルを下げます。
・実践と事例:スマホから簡単に取り置き予約ができ、お店では受け取るだけ、という仕組み(モバイルオーダー)を導入することで、忙しい共働き世代やビジネスパーソンの需要を確実に取り込めます。
⑨クラウドファンディングの活用(共創マーケティング)
新商品を開発する際、資金調達だけでなく「ファン作り」の場としてクラウドファンディングを活用します。
・実践と事例:「幻の〇〇小豆を使った究極のどら焼きを作りたい!」と熱い想いを掲載し、支援者には初回生産分をリターンとして送ります。完成前から熱狂的なファン(応援者)を獲得できる手法です
⑩ブログでの「開発秘話」ストーリーテリング
モノが溢れる時代、お客様は「モノ」ではなく、それに付随する「物語」を買っています。
・実践と事例:「なぜこのケーキを作ろうと思ったのか」「開発中にどんな失敗があったか」という挫折と成功のストーリーをブログに綴りましょう。お客様の共感を呼び、他店への浮気を防ぐ強い絆が生まれます。
2)【店頭・オフライン販促編】個人店の洋菓子店・ケーキ屋・和菓子店・スイーツ専門店が実施すべき、お金をかけずに客単価を上げる10のアイデア
続いては、お店の周辺や店内で行う「アナログ・オフライン」の販促策です。「店舗集客 アイデア」「手書きPOP 書き方」などに直結する、行動経済学や心理学を応用したノウハウです。
⑪手書きPOPで「買う理由」を明示する(情報の非対称性の解消)
売り手は商品の良さを知っていても、買い手は知りません(情報の非対称性)。これを埋めるのがPOPです。
・実践と事例:「ショートケーキ 500円」ではなく、「〇〇農園の朝摘み完熟苺を使用!甘さ控えめの生クリームでさっぱり仕上げました」と、お客様が「それを買うべき理由」をしっかり文字にして伝えましょう。
⑫主要原材料のディスプレイ(ハロー効果)
ある一つの優れた特徴が、商品全体の評価を引き上げる心理効果を「ハロー効果」と呼びます。
・実践と事例: ショーケースの上に、実際に使っている「高級なバニラビーンズのさや」や「契約農家の泥付きサツマイモ」をカゴに入れて飾るだけで、お菓子全体が「とても良い素材で作られている」と認識され、価値が跳ね上がります。先ほどのTIGのジェラートの事例画像を参考にしてください。
⑬色彩心理学を用いた店内装飾(食欲増進効果)
色は人間の無意識に強く働きかけます。
・実践と事例:飲食店やケーキ屋では、暖色系(オレンジ、赤、黄色など)を壁紙や照明、ショーケースの敷き布に取り入れるのが鉄則です。温かみを感じさせ、お客様の食欲や購買意欲を自然と引き上げます。
⑭キャッシュレス決済の導入(支払いの痛み軽減)
行動経済学において、現金でお金を払う行為は脳に「痛み」を感じさせると言われています。
・実践と事例:PayPayやクレジットカードなどのキャッシュレス決済を導入することで、支払いの痛みが軽減され、「あ、ついでにもう一個買っちゃおうかな」という客単価アップ(ついで買い)に直結しやすくなります。
⑮レジ横での「ついで買い」提案(テンション・リダクション効果)
人間は、大きな決断(メインのケーキを買う)をした直後、心理的な緊張が解けて無防備になり、追加の提案を受け入れやすくなります。
・実践と事例:レジ横に150円〜300円程度のクッキーやフィナンシェを置き、お会計の瞬間に「今日焼き上がったこちらのマドレーヌもいかがですか?」と一言添えるだけで、驚くほど客単価が向上します。
⑯店外A型看板の設置(単純接触効果・ザイオンス効果)
人は、繰り返し目にするものに対して自然と好意を抱くようになります(単純接触効果)。
・実践と事例:お店の前を通る通勤・通学の人に向けて、毎日看板を出しましょう。「今日はモンブランが美味しいですよ」と日替わりで手書きメッセージを変えることで、ある日突然「今日買ってみよう」という行動を引き起こします。
⑰試食の提供(返報性の原理)
「人から何かをもらうと、お返しをしなければならない」と感じる心理(返報性の原理)を応用します。
・実践と事例:新商品やおすすめの焼き菓子を小さくカットし、来店されたお客様に「温かいお茶と一緒にどうぞ」と提供します。これだけで、「せっかくだからこれも買っていこう」という心理が強く働きます。
⑱焼き立ての「香り」を店外へ流す(プルースト効果/嗅覚マーケティング)
特定の香りが記憶や感情を呼び起こすことをプルースト効果と呼びます。五感の中で最も本能に直結するのは嗅覚です。
・実践と事例:バターが焦げる甘い香り、カステラが焼き上がる香りを、換気扇を通じてあえて店外の通りに流しましょう。これ以上の強烈な「看板」はありません。
⑲ターゲットを絞ったチラシ配布(ランチェスター戦略・接近戦)
資金力のない小規模店は、大手がやらない局地戦(狭い範囲での直接アプローチ)を行うべきです。
・実践と事例:新聞折り込みではなく、客層が被る近所の「美容室」や「クリーニング店」にチラシを置かせてもらいましょう。地域密着店同士の相互送客は、非常に質の高い常連客を生み出します。
⑳地域のカフェ・レストランへの卸し売り(接触頻度の向上)
自店だけで待つのではなく、地域の飲食店を「広告塔」として活用します。
・実践と事例:地域のカフェに「1日10食限定」でお店のケーキを置かせてもらい、メニュー表には「〇〇洋菓子店特製ケーキ」と明記してもらいます。これは直接的な利益のためではなく、あなたのお店を知ってもらい、実店舗へ足を運んでもらうための強力なサンプリングです。
3)【リピーター獲得・ファン化編】個人店の洋菓子店・ケーキ屋・和菓子店・スイーツ専門店が実施すべき「一生の顧客」を育てる10のアイデア
「一度買ってくれたお客様が、なかなか次に来てくれない…」
こうした悩みを解決するには、お客様にお店を「好きになって応援してもらう(ファン化)」仕組みが必要です。ここでは、心理学やマーケティングの理論を用いた、強力なリピーター獲得のアイデアを10個ご紹介します。
㉑「ハレの日(誕生日・記念日)」の完全囲い込み(LTVの最大化)
一人の初見客が、生涯を通じてお店にもたらす利益を「LTV(顧客生涯価値)」と呼びます。ケーキ屋や和菓子屋において、このLTVを最も高めるのが「ハレの日(特別な日)」の需要です。
・実践と事例:お子様の誕生日、入学式や卒業式、お食い初めなど、お客様の「節目」に必ず自店のお菓子が選ばれるよう、普段から「お誕生日ケーキ承ります」のチラシを商品に同梱しましょう。特別な日に感動を提供できれば、そのお客様は毎年必ず注文してくれる「一生の顧客」になります。
㉒貯めたくなるポイントカードの設計(目標勾配仮説)
人間は「ゴールが近づくほど、目標達成へのモチベーションが高まる」という心理(目標勾配仮説)を持っています。
・実践と事例:「50個で割引」のような遠いゴールではなく、「10個で焼き菓子プレゼント」とゴールを近く設定します。さらに、最初の1回目に「おまけで2つスタンプを押しておきますね!」と下駄を履かせる(すでに進んでいる状態を作る)ことで、お客様の「次も行こう」という心理を強く刺激できます。
㉓周年記念イベントを「最大の祭り」にする(ピークエンドの法則)
人は過去の経験を、「最も感情が動いた時(ピーク)」と「終わった時(エンド)」の印象だけで判断するという法則です。
・実践と事例:クリスマスなどの一般的な行事とは別に、お店独自の「オープン〇周年記念日」を最大のイベントにしましょう。この日に赤字覚悟の限定スイーツボックスを販売したり、ハズレなしのくじ引きを行ったりして「あのお店はいつも楽しい!」という強烈なピーク(良い記憶)を刻み込みます。
㉔手書きのサンクスカードを添える(認知的不協和の解消)
お客様は商品を買った後、「本当にこのお店で買って良かったのかな?」と無意識に不安を感じます(認知的不協和)。
・実践と事例:箱の中に「本日はご来店ありがとうございました。美味しく召し上がっていただけますように」という短い手書きのカード(サンクスカード)を一枚添えるだけで、お客様の不安は「やっぱりこのお店は素晴らしい!」という確信と感動に変わります。大手の効率化では絶対に真似できない「ひと手間」です。
㉕会員限定・裏メニューの提供(スノッブ効果)
「他の人が持っていないもの、一部の人しか手に入らないものが欲しい」という心理をスノッブ効果と呼びます。
・実践と事例:何度も通ってくださる常連客や、LINE公式アカウントの登録者限定で、「実は今日、メニューには載せていない特別な端っこケーキ(または限定素材の和菓子)があるんです」と提案します。お客様は「自分は特別扱いされている」と強く感じ、お店への忠誠心(ロイヤルティ)が高まります
㉖コーズマーケティングで「共感」を生む(社会的アイデンティティ理論)
現代のお客様は、単なる美味しさだけでなく「お店の姿勢」に共感して買い物をします。社会課題の解決に結びつける手法をコーズリレーションシップマーケティングと呼びます。
・実践と事例:「この米粉ロールケーキの売上の1%を、地元の河川をきれいにする活動に寄付します」といった取り組みを宣言します。「自分の買い物が地域の役に立っている」という誇りが、お客様を「単なる消費者」から「お店の応援団」へと変えてくれます。
㉗健康志向スイーツの継続提供(マズローの欲求5段階説:安全の欲求)
人間には、根本的な欲求として「健康で安全に生きたい」という欲求があります。
・実践と事例:甘さ控えめ、無添加、自然栽培の果物を使ったスイーツを開発・提供し続けましょう。特に小さなお子様を持つ親御さんやシニア層にとって、「あのお店のお菓子なら身体に優しいから、いつでも安心して買える」という絶対的な信頼(リピートの理由)に繋がります。
㉘お客様の声を商品開発に活かす(IKEA効果・価値共創)
人間は、自分が労力をかけて関わったものに対して、不釣り合いなほど高い価値を感じる心理(IKEA効果)があります。
・実践と事例:「次の季節の新作タルト、〇〇と△△、どちらのフルーツが良いかInstagramでアンケートを取ります!」と、お客様を巻き込んで商品開発(価値共創)を行います。自分が投票した商品が実際に店頭に並べば、お客様は愛着を感じて必ず買いに来てくれます。
㉙季節のお便り(DM)を送る(リテンション・マーケティング)
お客様がお店に来なくなる最大の理由は「嫌いになったから」ではなく、単に「忘れているから」です。
・実践と事例:顧客名簿(お誕生日ケーキを予約した方の住所など)を活用し、季節の変わり目に「今年も美味しい秋の栗きんとんができましたよ」と、手書き風のハガキ(DM)を送ります。ふと思い出してもらうきっかけを作るだけで、離反率(お客様が離れる確率)は劇的に下がります。
㉚「圧倒的な鮮度」を守り抜く(ブランド・エクイティの確立)
最後は、お店の「ブランド価値(エクイティ)」をどう守るかという根幹の話です。
・実践と事例: 「賞味期限は短いけれど、絶対に作りたての美味しい状態でお渡しする」というお店の哲学を、何があっても曲げないでください。大手コンビニスイーツが長持ちする便利さを提供するなら、あなたは「今日この瞬間の最高の美味しさ」を提供し続けてください。その一貫した姿勢の積み重ねこそが、何物にも代えがたい「お店のブランド(信用)」となり、一生通い続けるファンを生み出します。
コラム:洋菓子店やケーキ屋・和菓子店の看板設置や掲示の留意点
洋菓子店や和菓子店の看板設置のポイントは、「誰に見てほしいのか」「何がおススメの商品なのか」を実現することです。「見て欲しい方に何がおススメだよ」といったメッセージ性を持たせなくてはなりません。
例えば下記画像は支援先のマフィン専門店です。

・確認して欲しい方が「車利用客」で「おススメがマフィン」ということになります。
見て欲しい方に「見えるのか」も重要で、この事例の場合、目の前の県道を通る車の法定速度を基準に「300メートル手前からドライバーに見える」文字のフォントやデザインを心掛けています。
看板設置に置いて、「どこから見えるか」は「誰に見て欲しいのか」「何がおススメなのか」を知らせるために、重要なことです。このあたりの実現の仕方は、あらためて、以下の記事を参考にしてください。
「集客に繋がる飲食店や食料品小売店の屋外や店頭看板の設置方法と手順」
コラム:洋菓子店やケーキ屋・和菓子店のチラシ・フライヤーの店外配布の留意点
チラシ作成し配る際には、売りの商品を際立てつつ、そのチラシを持った人が、「この機会に行きたい!」「この機会に体験したい!」といった状況になっているかを意識しましょう。
詳しくは以下の記事で確認しておいてください。
「飲食店・食品メーカー必見!集客と販促を成功に導くチラシ・フライヤーの作り方(作成方法)・デザイン・外注・相場の完全ガイド」
コラム:洋菓子店やケーキ屋・和菓子店の周年イベントの留意点

周年イベントは、必ず実施しましょう。何時も来店いただいているお客様に感謝を伝え、信頼を強めるチャンスです。結果、客単価を周年イベントを機に高めたり、そもそも客数を増やすことが出来ます。方法や手段は、以下の記事で、詳しく解説していますので、御覧ください。
「飲食店・食品事業者の「周年イベント」&「店内イベント」集客アイデア集!成功事例と企画のコツと手順」
コラム:インフルエンサーに試食してもらいweb認知度を高める
洋菓子店や和菓子店は、新商品を開発したり、売りの商品(スイーツ)をリニューアルした際には、ムリだとは決めつけずに、インフルエンサーに試食をしてもらうようにしましょう。
例えば支援先ではカステラプリンを開発した際、スイーツブロガーに試食してもらえるよう、郵送でサンプルを提供していきました。

結果、多くのスイーツブロガーが記事にしてくれたものです。郵送の場合、送料は掛かりますが、それ以外は原則無料ですので、ぜひ、ムリだと思わず、自らインフルエンサーにメッセージを送るなど、接触してみてくださいね。この支援先では「この方に書いてほしい」をリスト化し、計50件にアプローチしたところ10件も記事にしてくださいました。
コラム:新商品モニターを募集をする
常連さんの中から数名、モニターを募集するのも有効です。一般的には不特定の消費者や来店してくださるお客様に、協力いただくものですが、ここでは、あえて商圏内のキーマンをモニターに推薦することをおススメします。
キーマンを選択する際は、可能な限りカフェの店主、地域で認知度の高い会社の経営者等を選びます。「そんなこと難しいのでは?」と思わないで、接触してみてください。地域の商工会や商工会議所の担当者に主旨を説明して、紹介していただくのも実現性が高いです。
支援先の事例では、地域で認知度の高い食品スーパーの経営者と、地域で人気のカフェの店主にモニターになってもらいました。結果、事あるごとに、その方々が口込んでくださるばかりではなく、SNSで新商品やイベントを積極的にシェアしていただく等、有効な関係が構築できています。
モニターには、無料で試食をしてもらい、その際、一言でも二言でも、感想や評価をもらうようにしましょう。その内容を改めてwebサイトや自店のSNS等で紹介するもの反響があります。
コラム:誕生日や節目需要・季節のイベントは手を抜かないで
お客様の御子息の入学式や卒業式、お客様の誕生日等、来店くださるお客様には必ずハレの日があります。そのあたりを念頭に置いた「受注生産スイーツ」の集客は、年中実施するようにしましょう。
例えば、ひなまつり。今まで実施していなかった事業者が実施してみることになり、開発した商品が以下の画像の「ひなまつりケーキ」です。

初年度は10件でしたが、数年で500件を超える受注商品に育ちました。手を抜かずに、地域に寄り添いましょう。
第5章:【Q&A】個人店の洋菓子店・ケーキ屋・和菓子店・スイーツ専門店から集客・販促に関するよくある質問
ここでは、個人経営のケーキ屋・和菓子店・スイーツ専門店の経営者様からよく寄せられる「集客」や「売上アップ」に関するお悩みに、一問一答形式でお答えします。
Q1:コンビニスイーツのクオリティが高く、売上が落ちています。個人店はどう対抗すれば良いですか?
A:大手が絶対に真似できない「鮮度」と「手間」で勝負してください。 大手のコンビニやスーパーは「大量生産・長期保存」が前提です。個人店はあえてその逆をいき、「賞味期限を極力短く設定する(無添加の証明)」「機械化せず手作業の温かみを残す」「注文を受けてから仕上げる(出来立ての提供)」といった価値を追求しましょう。これらは大手には構造上不可能な、小規模店最大の武器(存在価値)になります。
Q2:広告宣伝費がほとんどありません。無料・低予算ですぐにできる集客方法は何ですか?
A:まずは「Googleビジネスプロフィール」の充実と、「手書きPOP」の改善から始めましょう。 スマホで「近くのケーキ屋」と検索した際に表示されるGoogleマップ(MEO対策)は、無料でできる最強の集客ツールです。綺麗な商品写真と営業時間を正確に登録してください。また、店内では商品名と値段だけでなく、「地元の〇〇農園の苺を使用」「毎朝〇時に焼き上げ」など、商品の価値を言葉で伝えるPOPを設置するだけで、客単価や購入率は確実にアップします。
Q3:小麦粉や卵などの原価高騰が苦しいです。客離れを防ぎながら値上げ(単価アップ)するにはどうすればいいですか?
A:「価格」を上げる前に、お客様が感じる「価値」を上げ、それをしっかり伝えることです。 単に値段だけを上げるとお客様は離れます。例えば、思い切ってマーガリンを高品質なバターに変えたり、健康志向(甘さ控えめ、無添加など)にシフトさせたりして商品の価値を高めます。そして、「なぜこの価格なのか(どんな良い材料を使っているのか)」をPOPやSNSで誠実に伝えましょう。価値に納得すれば、お客様は適正価格で買ってくださいます。
Q4:「この店といえばコレ!」という看板商品の見つけ方、新商品アイデアの出し方を教えてください。
A:地域の「旬の素材」や「顔の見える生産者」を主役にした商品開発がおすすめです。 何でも揃うお店を目指す必要はありません。「〇〇市の田中さんが作った朝摘み完熟苺をたっぷり使ったタルト」のように、地域性と生産者の顔が見える商品は、それだけで強い個性(看板)になります。また、「売上の1%を地元の環境保護に寄付する」といった社会貢献(コーズリレーションシップ)を絡めるのも、お客様から応援される商品を作る一つの手です。
Q5:InstagramなどのSNSをやっていますが、フォロワーが増えません。何を投稿すればいいですか?
A:完成した綺麗な写真だけでなく、「お菓子を作っている裏側のプロセス」を発信してください。 お客様は「完成品」だけでなく、職人の「手仕事」に価値を感じます。スポンジがオーブンで膨らむ様子、フルーツを丁寧にカットしている動画、材料へのこだわりを語る投稿など、「個人店ならではの手間暇の可視化」を意識すると、お店のファン(フォロワー)は自然と増えていきます。
初稿:2019年4月1日、加筆修正:2022年4月26日、2025年3月22日、2026年3月14日
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久保 正英(中小企業診断士・マーケティングコンサルタント)

加工食品事業者や飲食店等の消費者向け商売の「マーケティング」戦略立案と実行支援に日々取り組む。 支援する事業者のスキルや、置かれている事業環境を踏まえた「実現性の高い」支援が好評である。
講演やセミナー、執筆においては、「出来ることから出来るだけ実行」をモットーに、実効性の高い内容を傾聴、傾読できる。
2016年には、記号消費論を活用した「集客の手法論」を広く世間に公開し、その内容が認められ「中小企業庁長官賞」を受賞した。
近年は、存在価値論を支援研究テーマに掲げる一方、農林水産省や環境省の委員を2013年以降現在まで歴任しており、飲食業、食品製造業、農業、水産業といった業種の政策への提言も積極的に行っている。
主な著書に『飲・食企業の的を外さない商品開発~ニーズ発掘のモノサシは環境と健康(カナリア書房)』 『「お客様が応援したくなる飲食店」になる7つのステップ (DO BOOKS・同文館出版)』がある。













