飲食店・食品事業者の「周年イベント」&「店内イベント」集客アイデア集!成功事例と企画のコツと手順

カフェ、喫茶店、居酒屋、イタリアン、中華料理屋、フランス料理店といった飲食店の方々や、ケーキ屋さん等の洋菓子店、和菓子店、食品スーパー等の食料品小売業の方々が、「お店の誕生日にあたる日」に「周年記念」のイベントを検討される方も多いはずです。

そのような周年記念や、日常の店内イベントにおいて、 「どんな企画をすればいいのだろう?」 「どうすれば既存のお客様が喜んで来店してくれるか?」 「これを機に、新しいお客様にも足を運んでもらうには?」 とお悩みであれば、ぜひ本記事をお読みください。

お客様にとってお店が「わざわざ足を運びたくなる目的地」になるための、イベント企画の方法やコツについて、具体事例を交えながら説明していきます。

目次

第1章:イベント成功の鍵は「目的」と「目標数値」の明確化

1)周年イベントの場合の目的と目標の明確化

飲食店の周年記念イベントにおいて、まず第一に掲げるべき「目的」は、既存の御客様に感謝を伝え、自店へのロイヤルティ(愛着)を高めてもらうことです。

イベントとなると、つい「新規集客」ばかりに目が行きがちですが、お店を支えてくれているのは日頃ご愛顧いただいている常連様です。まずは常連様に喜んでいただくことを第一とし、その上で余力があれば、休眠顧客の掘り起しや、新規客の獲得にも繋げていくという順番で考えましょう。

これらの「目的」を明確に意識した上で、次に具体的な「目標数値」を設定します。 例えば、既存の御客様の来店人数が1週間あたり70名であれば、「既存の御客様に感謝を伝える」という目的のもと、目標集客人数は「70名」となります。 もし、休眠顧客の掘り起しや新規客の確保も視野に入れるのであれば、この70名というベースの数字に、期待する人数を上積みして目標を決定します。

イベント期間中の「目標売上」は、この目標人数に客単価を掛けるなどして算出していけば、決して無理のない、現実的な計画を立てることができます。

2)日常イベントの場合の目的と目標の明確化

周年イベントの目的が「感謝とロイヤルティ向上」であるのに対し、日常イベントの主な目的は「来店頻度(リピート率)の向上」と「新しい魅力の試食機会(トライアル)」です。具体的には、以下の2つの視点で目的を設定します。

・「ついで」や「再訪」の理由作り
「29日の肉の日だから」「今月は桃のデザートがあるから」といった、お客様が「今、あのお店に行こう」と決めるための最後の一押し(動機付け)を目的とします。

・特定カテゴリーの認知アップ
「夜の居酒屋利用は多いが、ランチは知られていない」「お菓子は売れるが、ギフトセットが動かない」といった課題に対し、特定のメニューやサービスを体験してもらうことを目的とします。

次に、日常イベントにおける「目標数値」の立て方です。日常イベントでは、周年イベントのように「期間中の総来店数」を追うよりも、「通常時との比較(増分)」を指標にすると効果がはっきり見えます。

・「プラス〇人」の視点
前月や前年の同時期(イベントがない通常営業時)と比べて、来店客数がどれくらい上積みされたかを目標にします。
(例:通常の火曜日は平均30名来店だが、イベント日は「+10名」の40名を目標にする)

・「注文率(アタッチ率)」の視点
来店したお客様のうち、何割がイベント限定メニューを注文したかを目標にします。
(例:来店客の50%以上に「季節限定パフェ」を注文してもらう)

このように「誰に(既存客か新規客か)」「何を(来店数アップか、特定商品の注文か)」を絞り込むことで、イベント終了後の振り返りが容易になり、次の「面白い企画」への精度が上がっていきます。

第2章:イベントを開催する期間の適切な設定方法(周年&日常イベント共通)

飲食店が周年記念のイベントを実施する日を設定する場合、出来る限り1週間程度は期間を確保するようにしましょう。これは、日常イベントにも共通です。

例えば、4月1日が周年日(オープン日)だとしても、この「1日だけ」に限定せず、ここから1週間程度をイベント期間と設定するのが効果的です。日常イベントの場合は、仮に週末の土日を主たる設定日とした場合も、平日も前後加味するなどの対応がおススメです。期間は1週間以内です。

なぜなら、1日だけのイベント開催にしてしまうと、その日に「たまたま都合が悪くて行けない」といった御客様が必ず現れるからです。「お祝いに駆けつけたい!」「せっかくなので体験してみたい!」「この機会に行ってみたい!」と思ってくださるお客様の来店機会を、自ら奪ってしまうことになり非常に勿体ないです。 全ての曜日が収まり、お客様がスケジュールを合わせやすい「1週間程度」がおススメです。

なお、稀に1ヶ月や数週間など、延々と長期間にわたってイベントを実施する方もいますが、これは逆効果です。周年イベントという「特別感」や「希少価値」が薄れてしまい、お客様の来店動機が弱まってしまいます。ダラダラと期間を引き延ばすことは避け、メリハリのある期間設定を心がけましょう。

第3章:飲食店・食品事業者のための集客・販促アイデア(周年&日常イベント共通)

それでは、イベント期間中に実施すべき具体的な集客策と販促策を紹介していきます。これらは周年記念だけでなく、日常の季節イベント等にも応用できる強力な手法です。

1)周年記念限定やイベントの主旨に添った特別メニューを提供する

飲食店が周年記念イベントを実施する場合、以下の視点に留意しなければなりません。通常のメニューのみを提供するようでは、既存のお客様に「わざわざイベント期間中に行かなくても、いつでも食べられるし…」と思われてしまいます。

イベントを実施するわけですから、通常より多くのお客様が来店することになります。通常のグランドメニューからあれもこれもと注文を受けていると、調理や配膳のオペレーションに負荷が掛かり、料理提供が遅れてしまう恐れもあります。

このような事態を避けるため、イベントでは「特別メニュー」を設けることをおススメします。お客様からの注文を特別メニューに集中させることで、オペレーションを効率化する準備が整います。何より、イベントは「特別な体験」を提供する場ですので、希少性や限定性といった特別感の演出が実現できます。

特別メニューを開発する際は、以下の項目を「チェックリスト」として活用してみてください。チェックが多く入るほど、限定性が高まっていると判断できます。

≪特別メニュー開発のチェック項目≫

□ 開発するメニューは、主力メニューをベースにしたものか。

□ 開発するメニューで、日頃ご愛顧いただいていることへの感謝が伝わるか。

□ 開発するメニューは、ご利用時間帯毎に差異化できているか。(ランチ用、カフェ用、ディナー用、テイクアウト用など)

□ 農水産の食材は、地域のものを可能な限り使用しているか。

□ 日常の主力メニューとは異なる調理法を取り入れているか。(例:カレー専門店が、炊き上げたご飯ではなく「焼き飯」をカレーに合わせる等)

□ 季節性食材を可能な限り使用しているか。

コラム:特別メニュー「ご縁をありがとうカレー」の事例

オフィス街に立地しているカレー専門店では、ランチタイムは女性客で賑わいます。その女性の方々に対して、周年記念イベントを実施することとなり、特別メニューに「ご縁をありがとうカレー」(下記画像)を起案しました。七夕の日が開業日でしたので、当時の周年記念イベントを「出逢いへの感謝:願掛け」としたのです。御店側は、御客様との接点を「大切な出逢い」と考えている旨を伝えたかったのです。

2)専用メニュー表で「感謝と想い」を伝える

イベント開催期間中は、特別メニューを中心に、専用のメニュー表を用意するようにしましょう。
そのメニュー表には、単にメニュー名や価格、写真を載せるだけでなく、「お客様に、どういった感謝を伝えたいのか」を明確に説明するようにします。説明のポイントは「特別メニュー開発の背景」と「特別メニューに込めた感謝の想い」の2点です。

コラム:「ご縁をありがとうカレー」の専用メニュー表の展開の事例

「ご縁をありがとうカレー」を提供した事例では、価格を1,410円としました。七夕が開業日をお祝いする日ですから、天の川を隔てて離れ離れに暮らす恋人同士の織姫と彦星の話題に掛けて、ポケベル暗号文字の「愛して」という言葉に読めるよう工夫しました。その上で、メニュー表には以下の文章を添えました。

「このカレーのレシピは、縁結びの神様である***神社にお参りし、いつもご利用いただいている皆さんの恋愛や夫婦仲が成就するよう祈願したものです。また、当店と皆さんとの出逢いは、当店の成長にとって大きなご縁でした。感謝を込めて、愛情いっぱい調理しました。七夕限定の『ご縁』を感謝するカレーです。」

3)感謝を伝えるイベント期間中の「お得告知カード(チラシ・POP)」の作成と配布

イベントに向けては、事前に告知をする案内状やカードを配布するようにしましょう。
大きなチラシやポスターも目立ちますが、お客様が財布や定期入れに忍ばせられる名刺サイズの「お得告知カード」をお会計時などに手渡しするのも大変効果的です。

店内にはポスターやPOPを掲示し、「わざわざ、その期間中に行ってみたい!」と思ってもらえる『お得な情報』をわかりやすく表記した内容にしましょう。

⇒店内掲示で、お客様がわざわざ「行きたい!」「見たい!」といったPOP作成方法は「食品・スーパー・飲食店向け「売れるPOP」作成の手順とコツ|手書き・無料ツール・AI活用まで完全網羅」で学べます

⇒店内掲示のポスターで、お客様がわざわざ「行きたい!」「見たい!」といった作成方法は、チラシやフライヤー作成が参考になります。こちら「飲食店・食品メーカー必見!集客と販促を成功に導くチラシ・フライヤーの作り方(作成方法)・デザイン・外注・相場の完全ガイド」から御覧ください。

4)周年記念イベント期間実施の抽選券の配布

イベント期間中にご来店・ご飲食された方全員を対象に、抽選券をお渡しする「消費者参加型」の企画も大変喜ばれます。抽選券は、自店のスタンプを押した手作りのもので充分です。

特に、居酒屋やスナックなどの業態であれば、その場で当たるくじ引きや抽選会をおこなうことで、店内が一体となって盛り上がり、常連客同士の会話も弾むため大変おすすめです。

5)周年記念物販・限定回数券の販売

イベント期間中にだけ買える限定物販もおススメです。コツは「お店のコンセプトやイメージを大切にすること」です。例えば、野菜が美味しいお店がご自宅用の野菜ボックスを限定販売したり、カレー専門店がご自宅用のオリジナルレトルトカレーを販売したりと、「このお店だからこそ!」という商品を企画します。(※保健所等の許認可の範囲内で可能なことに限定されます。小ロットで委託製造してくれるOEM業者を活用するのも良いでしょう。)

⇒飲食店や食料品小売店が物販をする際には、「飲食店が「物販」を始めるための全知識|営業許可の境界線と必要な手続きを支援実績から詳しく解説」に留意する必要があります。

また、イベント期間後の再来店を誘発するため、イベント期間中のみ販売する「回数券」も人気です。手書きの手作りチケットでも全く問題ありません。ポイントは、イベントが終わった後から利用できる有効期間を設定することです。

コラム:手書き・手作りの留意点(回数券や抽選券など)

手書き・手作りの回数券(抽選券も)については、1つ次のエピソードの学びを念頭に置いて進めてください。

エピソード:筆者の支援先のスナックを3店舗展開する経営者の方は、パソコンスキルが皆無でした。また、各店舗のママさんも苦手。もちろん筆者が作成代行してあげるという手もありました。しかしながら、せっかくの想いを伝えるイベントなので、自ら作りたいということでしたので、作成していただいたものが、上記の画像です。

上記のエピソードから、何を学べるでしょうか?私は以下のことを評価すべきだと思いますし、実際、お客様から好評価でした。

・せっかくの想いを伝えるイベントなので、自ら作りたいという想い(⇒実際、お客様からは、これママが作ったの!?すごーい!!と大盛り上がりだったようです)

もちろん、すべての方に当てはまるエピソードではありません。例えば、都市型のカフェで、このような質の手書きはお店のイメージにも悪影響かもしれません。伝えたかったのは「想い」の部分です。Canva(キャンバ)や種々のAIなど、無料のツールがインターネットで沢山、見つけて利用できます。それでも、想いがあるかどうかをお客様は見破ります。やっつけ仕事をしないようにしましょう。

コラム:「ご縁をありがとうカレー」の回数券の展開

事例の「ご縁をありがとうカレー」を特別メニューで展開したカレー専門店では、通常メニューの回数券を、この周年記念イベント時のみ販売しています。イベント期間中のみの販売とあって、毎年大人気になっています。

(事例) ・7種のおやさいカレー 10枚5,000円(500円お得) ・100円トッピング 10枚800円(200円お得)

6)売上に関連性のあるノベルティー(記念品・粗品)の配布

イベントといえば、お客様へのお土産となるノベルティー(記念品や粗品)の配布を検討される方も多いでしょう。ここでのコツは、単なる市販のペンやタオルではなく、「自店の売上やコンセプトに関連するもの」を選ぶことです。

例えば、カフェであればロゴ入りのオリジナルドリップバッグ、居酒屋やスナックであれば、ご自宅でも使えるオリジナルグラスや、次回使えるキープボトル割引券を添えた記念品などが喜ばれます。「お店のことを思い出してもらえる粗品」を用意することで、日常的な再来店のきっかけを作ることができます。

コラム:ベーカリー(パン屋)のクーポン券の配布

支援先のベーカリーでは、同店の人気商品のクロワッサンを、周年記念イベント終了後に、お得に購入できる特別クーポンを発行しました。チケットを介した紹介が誘発される等、トライアル購買に繋がる等、新規客獲得にも一定の効果がありました。

コラム:「ご縁をありがとうカレー」のノベルティの展開

「ご縁をありがとうカレー」を特別メニューで展開したカレー専門店では、「契約栽培先農家**さんの自家製ラッキョウの甘酢」をカレーのトッピングとしておススメしたいと思っていました(売上が伸び悩んでいました)。そこで、周年記念イベント期間中に来店されて着席された方全員に、個包装の袋詰めラッキョウを配布(以下の画像)しました。

テーブルにはPOPを置き、「御注文のカレーにぜひ、付け合わせしてみてください!」と書き添えました。結果、このラッキョウのトッピングが、人気のトッピングの3位まで順位を上げました。

7)店内の装飾・飾り付けで「非日常感」を演出する

いつもと同じ店内の風景では、せっかくのイベントも特別感が薄れてしまいます。周年記念や特別なイベント期間中は、店内の装飾や飾り付けを工夫して「お祭り感」や「非日常感」を演出しましょう。

例えば、入口に特別なお花(スタンド花やアレンジメント)を飾ったり、店内にガーランドやイベント専用のPOP、タペストリーを掲示したりするだけでも雰囲気は大きく変わります。視覚的な変化は、お客様のワクワク感を引き出し、「また来年も来たい」という記憶に強く残ります。

8)SNS等でのイベント情報発信のコツ

イベントを成功させるには、事前の情報発信が欠かせません。Instagram、X(旧Twitter)、LINE公式アカウントなどのSNSを活用し、イベントの1ヶ月〜2週間前から少しずつ情報を解禁していく「ティザー告知」を行いましょう。

「今年の周年記念でお渡しする粗品のデザインをチラ見せします」「特別メニューの試作中ですが、美味しくなりそうです!」といった裏側(プロセス)を見せることで、お客様の期待感を高めることができます。期間中も、店内の盛り上がっている様子をリアルタイムで発信し、「今からでも行きたい!」と思わせる工夫をしましょう。

第4章:「わざわざ行きたい目的地」になるために(日常イベントへの応用)

ここまで周年記念イベントの手法を中心にお伝えしてきましたが、このノウハウは「1周年」や「5周年」といった節目の年だけでなく、日常の店舗イベントにもそのまま応用することができます。そこは抑えておいてくださいね。

さて、検索エンジン等で「面白い 集客 イベント 飲食店」とアイデアを探している方も多いですが、奇抜なことをする必要はありません。「なぜそのイベントをやるのか」という理由(ストーリー)と、それに合わせた「特別メニュー」「ちょっとした記念品」を組み合わせるだけで、日常が立派なイベントに変わります。

例えば、以下のような日常・季節のイベントに転用可能です。

・毎月29日(肉の日)イベント:看板メニューの肉料理をアレンジした1日限定メニューを提供し、注文者にSNS投稿用のポップを持ってもらう参加型企画。

・雨の日限定イベント:足元の悪い中ご来店いただいた感謝として、次回使える「雨降り感謝クーポン」や、ちょっとした粗品をプレゼントする企画。

・母の日・父の日・敬老の日:ご家族でのご来店を促すため、主役の方に「メッセージカード付きの特別デザート」を無料で提供する企画。

周年イベントで培った「目的を決める」「期間を設ける」「限定メニューを作る」「チラシやSNSで告知する」という基本の型枠を持っていれば、1年を通して何度でも、お客様にとって「わざわざ行きたい目的地」を創り出すことができます。

第5章:独り善がりにならない!ファンを増やす企画立案のコツ

イベントを企画する際、最も注意しなければならないのが「お店側の独り善がりになっていないか」という点です。

「売上を急激に伸ばしたいから、とにかく全品半額にしよう」といった安易な値引きセールは、一時的に集客できても、イベント終了後にリピーター(ファン)として定着することはほとんどありません。かえって、忙しさで接客の質が落ち、既存の常連客をガッカリさせてしまうリスクすらあります。

イベントの根底には、常に「日頃ご愛顧いただいていることへの感謝を伝える」という想いが不可欠です。

そしてもう一つ重要なのが、「自店の存在価値を明確に伝える企画にすること」です。例えば、「地元の契約農家の野菜を美味しく食べてもらう」という存在価値(顧客価値:コンセプト)を持つお店なら、イベントの特別メニューも必ずそのコンセプトを強調したものであるべきです。お店のブレない軸を感じていただくことこそが、本当の意味でのファン作り(自店へのロイヤルティ向上)に繋がります。

⇒お店や商品の存在価値は顧客価値と言います。顧客価値はコンセプトの立案につながり、お客様に揺るぎない存在感を伝えることができます。顧客価値は「【事例付】顧客価値(存在価値)とは?選ばれる飲食店・小売店のコンセプトの作り方」で詳しく説明しています。

第6章:まとめ(イベント立案から実行までの流れ)

最後に、飲食店や食品小売店におけるイベント立案から実行までの流れをまとめます。

ステップ①(目的と目標数値の決定):既存客への感謝を第一とし、目標集客人数や売上を設定する。

ステップ②(期間の設定):お客様が予定を合わせやすいよう、1日限定ではなく「1週間程度」の期間を設ける。

ステップ③(実施策の具体化):特別メニューの開発、想いを伝えるメニュー表の作成、抽選会や記念品(ノベルティー)の準備などをおこなう。

ステップ④(告知・集客):事前にお得告知カード(チラシ)を配布し、SNSを活用して期待感を高める発信をおこなう。

ステップ⑤(店舗の装飾):当日は店内の飾り付けで「非日常感・お祭り感」を演出する。

このステップを踏んで準備を進めれば、お客様にもスタッフにも喜ばれる素晴らしいイベントになるはずです。

第7章: 飲食店・食品事業者のイベントに関するよくある質問(Q&A)

Q1: 飲食店の「1周年記念イベント」では、まず何を企画すればいいですか?
A: オープンから1年間支えてくださった既存のお客様への感謝を形にすることを最優先にしてください。大掛かりなことをする必要はありません。本記事で紹介した「1周年限定の特別メニュー」を用意し、感謝のメッセージを添えた「お得告知カード」を1ヶ月前くらいからお渡ししてご案内することから始めましょう。

Q2: 面白くて確実にお客様を呼べる集客イベントのアイデアはありますか?
A: 単なる「割引」ではなく「体験」や「物語」を足すのがコツです。例えば、記事内で紹介した「ご縁をありがとうカレー」のように、メニューの背景にある想いを専用のメニュー表でしっかり伝えるだけで、お客様の満足度や会話の弾み方は大きく変わります。また、その場で当たる手作りくじ引きなどの「参加型企画」も大変盛り上がります。

Q3: 居酒屋やスナックなど、常連客が多い業態での周年イベントのコツは?
A: 常連客が「自分たちは特別に扱われている」と感じていただける仕掛けが有効です。イベント期間限定のキープボトル割引や、お店のロゴが入ったオリジナルグラスやライターなどの記念品(粗品)の配布、お得な「ドリンク回数券」の販売などは、常連客のロイヤルティ(愛着)をさらに高める鉄板の施策です。

初稿:2017年3月9日 加筆修正:2023年3月10日、2025年6月13日、12月23日、2026年3月9日

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久保 正英(中小企業診断士・マーケティングコンサルタント)

加工食品事業者や飲食店等の消費者向け商売の「マーケティング」戦略立案と実行支援に日々取り組む。 支援する事業者のスキルや、置かれている事業環境を踏まえた「実現性の高い」支援が好評である。

講演やセミナー、執筆においては、「出来ることから出来るだけ実行」をモットーに、実効性の高い内容を傾聴、傾読できる。

2016年には、記号消費論を活用した「集客の手法論」を広く世間に公開し、その内容が認められ「中小企業庁長官賞」を受賞した。

近年は、存在価値論を支援研究テーマに掲げる一方、農林水産省や環境省の委員を2013年以降現在まで歴任しており、飲食業、食品製造業、農業、水産業といった業種の政策への提言も積極的に行っている。

主な著書に『飲・食企業の的を外さない商品開発~ニーズ発掘のモノサシは環境と健康(カナリア書房)』 『「お客様が応援したくなる飲食店」になる7つのステップ (DO BOOKS・同文館出版)』がある。

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