さくらんぼ分割法による新商品/メニュー開発のアイデア創出法

紹介するのは、さくらんぼ分割法というアプローチです。
具体的に「菓子パン」を事例に、説明していくこととしますね。

設定としては、菓子パンの新商品アイデアを捻出することと、しましょう。

ステップ① 課題を2つに分けるように文章化する
 例えば菓子パンの場合は、「お菓子のように食べれるパン」とすると良いでしょう。

ステップ② 文章を2つの属性に分ける
 「お菓子のように食べれるパン」は、菓子とパンに分けれます。

ステップ③ 2つの属性を更に分割して深堀する
 例えばお菓子は、「食事以外に食べる嗜好(しこう)本位の食べ物」と文章化できます。
また、パンは、「小麦粉を主原料としたものを、水でこねて発酵させ焼いたもの」と文章化できます。
従って、下表のようになるでしょう。この文章化の部分は、思いついたことで結構なのですが、仮に難しければ、辞書を引くなどすれば、容易に得られます。

 余談ですが、この属性に分ける作業には、網羅性を求めていません。結果的に表出したもので充分です。いわゆる属性列挙法や形態分析法と異なり、一通り網羅しなければならないというプレッシャーが無い点が、小規模事業者の方が扱い易い論点なのです。

ステップ⑷ 末端の種々の属性を無作為に混ぜて解釈する
 ここは正解はありませんので、一番右の属性を、好きなように組み合わせて「こんな菓子パン」があったらどうだろう?的な発想で、どんどん書き出していってみましょう。

 例:甘い紅茶風味のビスケット(パン)

 組み合わせによっては、到底不可能といった組み合わせもあろうと思いますが、あくまで新商品や新メニューネタを探索することが目的ですので、そのあたりを気にする必要はありません。

 この組み合わせて、それなりに売れる商品やメニューを産み出すことに成功しています。
 ぜひ、お試しくださいね。

 ※さくらんぼ分割法の名前の由来は、上表のような枝葉のイメージから。

久保 正英(中小企業診断士・マーケティングコンサルタント)

加工食品事業者や飲食店等の消費者向け商売の「マーケティング」戦略立案と実行支援に日々取り組む。 支援する事業者のスキルや、置かれている事業環境を踏まえた「実現性の高い」支援が好評である。

講演やセミナー、執筆においては、「出来ることから出来るだけ実行」をモットーに、実効性の高い内容を傾聴、傾読できる。

2016年には、記号消費論を活用した「集客の手法論」を広く世間に公開し、その内容が認められ「中小企業庁長官賞」を受賞した。

近年は、存在価値論を支援研究テーマに掲げる一方、農林水産省や環境省の委員を2013年以降現在まで歴任しており、飲食業、食品製造業、農業、水産業といった業種の政策への提言も積極的に行っている。

主な著書に『飲・食企業の的を外さない商品開発~ニーズ発掘のモノサシは環境と健康(カナリア書房)』 『「お客様が応援したくなる飲食店」になる7つのステップ (DO BOOKS・同文館出版)』がある。

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是非、お気軽にお問い合わせください。

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