MOMO51から日本の食品表示の未来を推察する

初稿:2021年2月10日

加筆:2023年3月13日

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日本の食品表示の近未来について推察していきたいと思います。今回はメキシコのMOMO51を踏まえ、日本国内にどのように影響するのか?ここを推察していきます。

MOMO51は「食品表示に関するメキシコ公式規格(NOM-051-SCFI/SSA1-2010)の改定」を指しています。

同国では、肥満率が高い食生活が課題になっていることが背景にあることが前提です。日本においても、俗に言うメタボ検診などありますから、類似しているところもあろうと思います。

さて、このMOMO51の中では、段階的措置として、肥満に通づるスペックの食品や飲料は、警告表示をすることとなっています。例えば、第2段階という取り組みでは、2023年9月末までに、以下の警告表示を食品にラベリングしなければならないのです。

私が注目している点は「糖分」です。ここでは、加糖由来が10%以上なら「警告表示」を食品にラベリングしなければならないということです。

近年日本でも、糖質オフ・カテゴリー市場の伸長が目覚ましいものがありますので、いずれ、このラベリング発想は「日本」に取り入れられるのだろう、そのように思います。

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久保 正英(中小企業診断士・マーケティングコンサルタント)

加工食品事業者や飲食店等の消費者向け商売の「マーケティング」戦略立案と実行支援に日々取り組む。 支援する事業者のスキルや、置かれている事業環境を踏まえた「実現性の高い」支援が好評である。

講演やセミナー、執筆においては、「出来ることから出来るだけ実行」をモットーに、実効性の高い内容を傾聴、傾読できる。

2016年には、記号消費論を活用した「集客の手法論」を広く世間に公開し、その内容が認められ「中小企業庁長官賞」を受賞した。

近年は、存在価値論を支援研究テーマに掲げる一方、農林水産省や環境省の委員を2013年以降現在まで歴任しており、飲食業、食品製造業、農業、水産業といった業種の政策への提言も積極的に行っている。

主な著書に『飲・食企業の的を外さない商品開発~ニーズ発掘のモノサシは環境と健康(カナリア書房)』 『「お客様が応援したくなる飲食店」になる7つのステップ (DO BOOKS・同文館出版)』がある。

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