焼肉屋がメニューで取り扱っている精肉を小売(物販)する手順とポイント

目次
1.食肉販売業の許可を取得する
2.メニュー表に掲載する

1.食肉販売業の許可を取得する

 食肉販売業許可を取得するための論点を以下に記載しておきます。御自身の御店で扱う精肉を御家庭用やキャンプ客用に小売(物販)したいのであれば、お近くの保健所等に相談を始めてみてはいかがでしょうか。

・関係法令:食品衛生法第52条第1項、食品衛生法施行規則第67条第1項
・取得の概要:知事が定めた施設、設備などの基準に適合しなければならない。つまりお店を所轄する保健所で基準等の確認をし、その基準を網羅すること。
・許認可等のポイント
→施設ごとに専任食品衛生責任者を設置
(食品衛生責任者養成講習会を受講または、資格保有者の人材確保)
 資格とは・・栄養士、調理師、製菓衛生師など
→設備基準充足
(保健所に気軽に相談してください。それが1番手っ取り早いです)
→水質検査成績書
 貯水槽、井戸水を利用する場合に必要。ビルのテナント等で営業する場合に必要(家主や貸主が検査している場合がほとんどです。確認して取得)
・申請先:営業所等を管轄する保健所等
・申請手数料:10,000円(申請先により異なります)
・審査期間:2週間前後

2.メニュー表に掲載する

販売しようとする御肉の種類を明示したメニュー表を用意します。原則、御店で扱うお肉全てを、小売(物販)するのであれば、下記、画像のように表現すると良いでしょう。

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久保 正英(中小企業診断士・マーケティングコンサルタント)

加工食品事業者や飲食店等の消費者向け商売の「マーケティング」戦略立案と実行支援に日々取り組む。 支援する事業者のスキルや、置かれている事業環境を踏まえた「実現性の高い」支援が好評である。

講演やセミナー、執筆においては、「出来ることから出来るだけ実行」をモットーに、実効性の高い内容を傾聴、傾読できる。

2016年には、記号消費論を活用した「集客の手法論」を広く世間に公開し、その内容が認められ「中小企業庁長官賞」を受賞した。

近年は、存在価値論を支援研究テーマに掲げる一方、農林水産省や環境省の委員を2013年以降現在まで歴任しており、飲食業、食品製造業、農業、水産業といった業種の政策への提言も積極的に行っている。

主な著書に『飲・食企業の的を外さない商品開発~ニーズ発掘のモノサシは環境と健康(カナリア書房)』 『「お客様が応援したくなる飲食店」になる7つのステップ (DO BOOKS・同文館出版)』がある。

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