カフェなどの飲食業、食品製造業等の売上獲得支援コンサルタントの久保です。
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==記事==
今回も、当所に質問が多い内容についてです。
⑴ 珈琲豆販売には何かしら許可取得等必要ですか?
⑵ 珈琲豆販売時の裏面表示は必要ですか?
⑶ 珈琲豆販売するために必要な設備などんなものですか?
⑴ 珈琲豆販売には何かしら許可取得等必要ですか?
自家焙煎した珈琲豆の販売を始めるには、保健所等の許可が必要か否かを気にされる方が居ますが、
概ねの保健所では、許可は不要です。
⑵ 珈琲豆販売時の裏面表示は必要ですか?
自家焙煎した珈琲豆を袋詰めして販売する場合、裏面表示は必須です。
表示においては、以下の論点を忘れないようにしましょう。
⇒品名(商品名):レギュラーコーヒー
⇒原材料名:珈琲豆(産地)
・・・・焙煎度合いも併記が望ましい
⇒内容量:***g
⇒賞味期限:****年**月**日
・・・・消費期限で無いことに留意してください
⇒保存方法:高温多湿を避けて、冷暗所で保管してください。開封後はお早めにお召し上がりください。
⇒製造者:個人なら本名、法人なら法人名
⇒使用上の注意:美味しい入れ方なども表記しても良いです。
⇒栄養成分表示:
加工食品は栄養成分表示「エネルギー***kcal」「タンパク質***g」が義務付けられています。
しかしながら珈琲豆は『栄養の供給源として寄与の程度が小さいもの』との認識で、表示省略が認められています。
もし、記載したいのであれば、八訂 食品成分表等を引用し、100gあたりで表示すると良いでしょう。
⑶ 珈琲豆販売するために必要な設備などんなものですか?
いわゆる焙煎機が必要になります。諸々オススメがあるのですが、
付加価値を付けて販売したい場合、例えば遠赤外線で焙煎するのも良いでしょう。例えば以下の画像のようなものです。
遠赤外線のものは、装置として、かなり大がかりになってしまいますので、最低でも200万円くらいの予算は必要です。
ですから、大ロット販売を目指す方向きと言えます。
こちらはガス直火ですが、ある程度の習熟が必要ですが、小ロットで気軽に参入できることが魅力でしょう。
『珈琲豆 焙煎機』と検索していただければ、webでも種々アクセス可能です。
久保 正英(中小企業診断士・マーケティングコンサルタント)
加工食品事業者や飲食店等の消費者向け商売の「マーケティング」戦略立案と実行支援に日々取り組む。 支援する事業者のスキルや、置かれている事業環境を踏まえた「実現性の高い」支援が好評である。
講演やセミナー、執筆においては、「出来ることから出来るだけ実行」をモットーに、実効性の高い内容を傾聴、傾読できる。
2016年には、記号消費論を活用した「集客の手法論」を広く世間に公開し、その内容が認められ「中小企業庁長官賞」を受賞した。
近年は、存在価値論を支援研究テーマに掲げる一方、農林水産省や環境省の委員を2013年以降現在まで歴任しており、飲食業、食品製造業、農業、水産業といった業種の政策への提言も積極的に行っている。
主な著書に『飲・食企業の的を外さない商品開発~ニーズ発掘のモノサシは環境と健康(カナリア書房)』 『「お客様が応援したくなる飲食店」になる7つのステップ (DO BOOKS・同文館出版)』がある。