クライメートフットプリントの取組を紹介

IKEA プラントボール

(出所 https://www.ikea.com/jp/ja/this-is-ikea/sustainable-everyday/the-meatless-meatball-pub879b8290)

本場スウェーデンでもお馴染みのIKEAですが、同社のレストラン部門の主力のミートボールの取組みが紹介したくなったものです。

ミートボールと言えば、サーモンと同じく、スウェーデンでは国民食の1つです。このほど、同社は、このミートボールの「クライメートフットプリント」を従来の肉由来のたった4%程度の商品として完成させたそうです。

つまり、肉由来に対して、96%削減を実現。手法は、植物由来に切り替えたこと。クライメートフットプリントとは、国内で言うところのカーボンフットプリント。カーボンとは二酸化炭素で、フットプリントとは直訳で「足跡」と意味し、商品の製造、販売といった一連の流れで排出されるco2の結果です。

これを、劇的に改善した商品が、同社の各店舗のレストラン等で、この10月より販売がスタートしたのです。

久保 正英(中小企業診断士・マーケティングコンサルタント)

加工食品事業者や飲食店等の消費者向け商売の「マーケティング」戦略立案と実行支援に日々取り組む。 支援する事業者のスキルや、置かれている事業環境を踏まえた「実現性の高い」支援が好評である。

講演やセミナー、執筆においては、「出来ることから出来るだけ実行」をモットーに、実効性の高い内容を傾聴、傾読できる。

2016年には、記号消費論を活用した「集客の手法論」を広く世間に公開し、その内容が認められ「中小企業庁長官賞」を受賞した。

近年は、存在価値論を支援研究テーマに掲げる一方、農林水産省や環境省の委員を2013年以降現在まで歴任しており、飲食業、食品製造業、農業、水産業といった業種の政策への提言も積極的に行っている。

主な著書に『飲・食企業の的を外さない商品開発~ニーズ発掘のモノサシは環境と健康(カナリア書房)』 『「お客様が応援したくなる飲食店」になる7つのステップ (DO BOOKS・同文館出版)』がある。

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