飲食店の新メニュー開発や、既存メニューの見直し。
さらには、食品メーカー等の加工食品の新商品開発や既存商品の見直し。
これら2つの場面で役立つ、アイデア発想法を紹介していきます。
今回は、エクスカーション法です。
目次
1.飲食メニューや食品の商品開発に役立つエクスカーションとは
2.飲食メニューや食品商品開発におけるエクスカーション法の手順
①商品やメニューを開発のテー
②掛け合わせるカテゴリーを決定
③カテゴリを決め特徴を洗い出す
④テーマとカテゴリーの特徴を掛け合わせる
1.飲食メニューや食品の商品開発に役立つエクスカーションとは
エクスカーションは英語でExcursionと書きます。
「アイデアを出したいテーマ」を設定し、「何かしらのカテゴリーの個々のモノの特徴」とを、掛け合わせることで、通常では生まれない「アイデア」を連想する方法です。
無論、小規模や個人事業者なら、1人でも可能ですし、大企業であれば、会議体などで複数人で考えるということも可能です。
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エクスカーション法を使った、商品開発やメニュー開発の手順を以下に説明します。
2.飲食メニューや食品商品開発におけるエクスカーション法の手順
①商品やメニューを開発のテーマを設定
例えば、「新しい菓子パンのアイデアを出す」とします。
②掛け合わせるカテゴリーを決定
カテゴリーは、どのようなものでも構いません。乗用車、野菜、魚、あるいは、もっと大きな括りで、車、植物、動物・・etc。要するに、特徴を検討できるものなら、何でもOKなのです。
ここでは「動物」を採用しましょう。
③カテゴリを決め特徴を洗い出す
まずは選択したカテゴリーに、どのようなものがあるかを時間が許す限り並べます。
例えば、キリン、トラ、カニといった具合です。その後、これらの特徴を書き出していきます。
例えば、次のようです。
キリン:首が長い
トラ:トラ模様
カニ:甲羅が硬く、お腹部分が柔らかい
特徴は他にも沢山あると思いますが、今回は説明のため、このくらいにしておきます。
④テーマとカテゴリーの特徴を掛け合わせる
③で決めた特徴とテーマを掛け合わせ、テーマに添ったアイデアを発想していきます。具体的には、下表にようなものを作成していくと、後で見直す際に便利です。
⑤最後に
いかがですか。このように、新商品や新メニューのアイデアを起案したり、既存商品やメニューの見直しの「着想ネタ」を探すときに、気軽に行える発想法です。日頃から、準備し、蓄積しておき、その中から、脈のあるものを選択しておくと、商品やメニュー開発がスムーズに進行しますよ。
★特別に・・
既に、何かしらの商品開発の方向性を持っている場合、その方向性をカテゴリーとして扱うと、効率的で効果的です。例えば、3R(抑制、再使用、再生利用)といった方向性の商品開発がしたい場合、この3Rの抑制、再使用、再生利用の3つの特徴を、それぞれ書き出してみると良いですね。
例えば、再使用で、「使ったものを、また使う」とすれば、豆腐のオカラを使った菓子パン、といった具合に展開されます。
==お知らせ==
食品メーカー(加工食品製造業)や飲食業(飲食店)に実践し、成果を挙げている「集客や販促策」「販路開拓」「マーケティング」について、他の記事も併せて、御覧ください。
食品メーカー(加工食品製造業)や飲食業(飲食店)に実践し、成果を挙げている「商品開発」や「メニュー開発」について、他の記事も併せて御覧ください。
久保 正英(中小企業診断士・マーケティングコンサルタント)
加工食品事業者や飲食店等の消費者向け商売の「マーケティング」戦略立案と実行支援に日々取り組む。 支援する事業者のスキルや、置かれている事業環境を踏まえた「実現性の高い」支援が好評である。
講演やセミナー、執筆においては、「出来ることから出来るだけ実行」をモットーに、実効性の高い内容を傾聴、傾読できる。
2016年には、記号消費論を活用した「集客の手法論」を広く世間に公開し、その内容が認められ「中小企業庁長官賞」を受賞した。
近年は、存在価値論を支援研究テーマに掲げる一方、農林水産省や環境省の委員を2013年以降現在まで歴任しており、飲食業、食品製造業、農業、水産業といった業種の政策への提言も積極的に行っている。
主な著書に『飲・食企業の的を外さない商品開発~ニーズ発掘のモノサシは環境と健康(カナリア書房)』 『「お客様が応援したくなる飲食店」になる7つのステップ (DO BOOKS・同文館出版)』がある。