F1種野菜の売れ残り原因は正規分布で説明可能

個人や小規模事業者の皆さんで、
野菜や果物を扱われている食料品店や、食品スーパーの方々向けに書いています。
どうですか?
御野菜や果物・・
売れ残ることは無いですか?
それも、特定のものが多い・・とか?

その理由は、
来店される御客様が、賢い方が多いこと!
これが理由かもしれませんよ。

実は、青果売場で売れ行きが芳しくない御野菜や果物には「1つの大きな品揃えの特徴」があるものです。
それは、「重量のバラツキ具合」です。
話をわかりやすくするために、青果はカボチャと仮定し、A店とB店で比べたことにしましょう。

まずはグラフを見てもらいます。
A店:カボチャ売れ残りが少ないと感じている「重量と個数」の分布
A店 久保.jpg

次に
B店:カボチャ売れ残りが多いと感じている「重量と個数」の分布

B店 久保.jpg

この違いがわかりますか?
つまり、A店のカボチャは、品揃えしている重量のバラツキが少なく、一定の重さの範囲に集中しています(上段グラフ)。

一方、B店は、
品揃えしている重量のバラツキが多く、手に持つたび、重さの違いが御客様にも伝わるくらい差があります(下段グラフ)。

この2つのグラフを重ねてみます。
合体 久保.jpg

重ねるとわかりやすいですね。
B店の方(緑の線グラフ)の山が低く、裾野が広いです。
つまり、一定の重さの範囲に品揃えが集中しておらず、バラツキが多いのです。

さて先ほど、来店される御客様が、賢い方が多いこと!
このように説明しました。

つまり、御客様の購買行動はA店、B店では、このように差が出ます。

A店:カボチャ売れ残りが少ないと感じている「重量と個数」の分布
A店 説明 久保.jpg

つまり、カボチャの重量のバラツキが少ないことを日常の買物で知っているので、特段、選り好みせず、購入してくれている。

B店:カボチャ売れ残りが多いと感じている「重量と個数」の分布
B店 説明 久保.jpg

つまり、カボチャの重量のバラツキが多いことを日常の買物で知っているので、重量を手で持ち実感して感覚で測定し、
重たいものから順に売れていく。軽いものが売れ残る。

御理解いただけましたか?
いわゆるF1種の野菜は、重量の均等がカギですので、バラツキが少ない品揃えの方が、売れ残らないものなのです。

そのあたりを理解して、仕入れを進めなければなりません。

一方、固定種の野菜を取り扱う専門店や自然食品の野菜の場合は見解が異なります。

改めて、説明させていただきますね♪


久保 正英(中小企業診断士・マーケティングコンサルタント)

加工食品事業者や飲食店等の消費者向け商売の「マーケティング」戦略立案と実行支援に日々取り組む。 支援する事業者のスキルや、置かれている事業環境を踏まえた「実現性の高い」支援が好評である。

講演やセミナー、執筆においては、「出来ることから出来るだけ実行」をモットーに、実効性の高い内容を傾聴、傾読できる。

2016年には、記号消費論を活用した「集客の手法論」を広く世間に公開し、その内容が認められ「中小企業庁長官賞」を受賞した。

近年は、存在価値論を支援研究テーマに掲げる一方、農林水産省や環境省の委員を2013年以降現在まで歴任しており、飲食業、食品製造業、農業、水産業といった業種の政策への提言も積極的に行っている。

主な著書に『飲・食企業の的を外さない商品開発~ニーズ発掘のモノサシは環境と健康(カナリア書房)』 『「お客様が応援したくなる飲食店」になる7つのステップ (DO BOOKS・同文館出版)』がある。

売上を伸ばすことで
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そのようにお考えの方は、
是非、お気軽にお問い合わせください。

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