依頼内容
同店は神奈川県逗子市の小坪漁港の傍にある居酒屋である。この漁港で水揚げされた「鮮魚」を売りに商売を展開している。立地は鎌倉市に隣接していることもあり、週末は、観光客も相当程度、店頭を車で往来している。しかしながら、これらの方々を囲い込めていないことを課題としていた。週末は店内の空きが多く、これらの顧客を囲い込みことができれば、経営的にかなり楽になるとの相談であった。
支援内容
観光客が同店を訪れる理由を明確にすることが重要とし、支援に入った。すなわち、観光客目線で、同店の存在価値を検討したのである。結果、「小坪漁港で水揚げされたものが目で口で楽しめること」が出来れば、これら観光客が立ち寄る理由になると判断し、漁師を招いての「小坪漁港」の「漁穫」や「漁業課題」のお話会のイベントや、小坪近海に生息する「御魚」の生簀を設けるなど、イベントの立案や生簀導入のための補助金申請等を伴走し、「目で口で楽しめるお店」へと変貌させるようかかわっていった。
支援実績
同店の繁盛ぶりは口コミで近隣商圏に拡がり、近隣の農家が食材を持ち込み、共同でメニュー化(事例写真:花までたべれるモロキュウ)に取り組むなど、顧客に留まらず、サプライヤー等、多くの方が「何かと集う」店へと発展していった。創業から3年程度であるが、約3000万円超の安定したお店に育っている。
直近では、事業再構築補助金を活用し、民泊事業に参入する計画を立てて進めており、このほど1次募集に採択されたところである。
契約形態
個別課題対応型から顧問型支援
同社所在地
神奈川県 逗子市