依頼内容
「主力商品の「ピリ辛らっきょう」の売上や販売点数が伸び悩んでいるので、どのように伸ばしていけば良いでしょうか?
支援内容
「らっきょう」の食卓での出現回数や食頻度、さらには「嫌いでは無いが何となく食べない・・」といった方々の食生活等を調査、分析しました。その上で一般的な固定概念である「カレーライスにらっきょう」に焦点を当てることになり、カレールウを製造販売する最大手のハウス食品を紹介しました。ハウス食品と販促策のミーティングを重ねる上で、「ピリ辛らっきょう」に一般的ならっきょうに比べ多く含まれる「硫化アリル」が多く含まれることに着眼することになります。硫化アリルは、ビタミンB₁の吸収促進を促し、身体の中の代謝を促進し、疲労感等の軽減に資することから、ビタミンB₁を多く含む「ポーク(豚)カレー」を販促における主力メニューとして展開することにします。ハウス食品と種々の小売店の催事やエンドコンコースで、協業で売場展開する「一連の過程」に助言を行いました。
なお、この栄養面での訴求を、信頼性を高めるために、松山大学の薬学部を紹介し、種々の分析を経て、効果や効能を説明することが叶いました。
支援実績
種々の2次データでは、食卓での「ピリ辛らっきょう」の出現や食頻度が、数字として明確に向上し、同商品の売上が前年比で138%を達成することになりました。また小売店への配荷率や、売場での消化率も大きく改善しました。この取り組みは「日本経済新聞」等でも紹介され、大きな反響を呼びました。
契約形態
当初、個別課題対応型で支援後、顧問型支援として継続。
同社所在地
栃木県 栃木市