依頼内容
相談があった当時、黒糖は古物売れ残り、新物が売れるという「当たり前の循環」の中で、廃棄せざるを得ないほど「古物の黒糖」が余っていた。その量は数千トンといったレベルでは無く。卸先の1つである黒糖本舗 垣乃花の協力も得ながら、何とか消費できないかとの相談であった。
支援内容
種々の2次データを踏まえ、食用としてはニーズの無い古物の黒糖を、どの分野で消費可能かを調査、分析した。結果、紆余曲折ありながらもコスメという選択肢に行き着く。実際のコスメ製造の委託先も、こちらでマッチングし、スクラブ等の「フードコスメ」の原料へと消費されるよう道筋をつけた。
(同社の黒糖の原料の多良間島のサトウキビ)
支援実績
沖縄マラソンでのゲストを中心としたメディア対策も相まって、黒糖を使用したコスメは、一般的になった。支援当時は黒糖をコスメにするような発想は乏しく、今では、多くの類似商品が出回るようになっている。同社にとっては古物の消費が目的であったため、類似が出回るほど、消費が活況とのモノサシとなっている。
契約形態
個別課題対応型支援
同社所在地
沖縄県 宮古島(多良間島)