洋菓子店の粗熱管理は出勤時間管理を適正化する

洋菓子店の人件費低減と時間管理、品質向上の成果として、プラストチラーがおススメできる話を紹介します。


事業を営まれている方は御存知の通り、粗熱を取る時間が非効率だな、そのように思われている方も多いかと思います。例えば、プリンやケーキの生地を製造しても、粗熱を取る時間を確保しなければならず、その時間を読み込んで、その分、朝、早めに出勤することになります。

つまり、粗熱を即座に短時間で取り去ることができれば、最終デコレの上、冷蔵ショーケースに即座に移すことが可能になります。そこで、紹介したいのが、プラストチラーの導入です。

これは、粗熱を取り、急速に冷却するための設備です。これまで小一時間掛かっていた、場合によってはそれ以上の時間を短縮することが可能です。

従って、支援先で導入した成果としては、以下の論点が整理できます。

⇨オープンまでに品揃えを確保するための、スタッフの出勤時間を遅い時間にずらせる
(人件費の削減)
⇨所与の管理温度帯に即座に冷却可能なため、美味しさ・香り・色の劣化等を防ぐことが可能。
⇨自然管理で粗熱を取る時間と比較すれば、初発菌数を抑制することが可能。
⇨仮に品切れリスクがある場合、即座に仕込み製造しても、粗熱を取る時間を短縮でき、相応な機会損失を未然に防ぐことが可能。

まだ、導入されたことが無い事業者の方には、オススメの設備です。設備投資にかかるコストと、粗熱の非効率で掛かる人件費等を比較して、コスト削減効果があるようだと、導入も一考かもしれませんね。

久保 正英(中小企業診断士・マーケティングコンサルタント)

加工食品事業者や飲食店等の消費者向け商売の「マーケティング」戦略立案と実行支援に日々取り組む。 支援する事業者のスキルや、置かれている事業環境を踏まえた「実現性の高い」支援が好評である。

講演やセミナー、執筆においては、「出来ることから出来るだけ実行」をモットーに、実効性の高い内容を傾聴、傾読できる。

2016年には、記号消費論を活用した「集客の手法論」を広く世間に公開し、その内容が認められ「中小企業庁長官賞」を受賞した。

近年は、存在価値論を支援研究テーマに掲げる一方、農林水産省や環境省の委員を2013年以降現在まで歴任しており、飲食業、食品製造業、農業、水産業といった業種の政策への提言も積極的に行っている。

主な著書に『飲・食企業の的を外さない商品開発~ニーズ発掘のモノサシは環境と健康(カナリア書房)』 『「お客様が応援したくなる飲食店」になる7つのステップ (DO BOOKS・同文館出版)』がある。

売上を伸ばすことで
1)根本的な経営改善をしたい
2)資金繰りを改善したい
3)知恵やスキルを身につけたい

そのようにお考えの方は、
是非、お気軽にお問い合わせください。

※メールは24h受け付けています。

おすすめ記事

PAGE TOP