自分で「出来なかったこと」を商品/サービス仕様に追加すれば売れる

支援先の現場で、商品やサービスを改善する方向性を議論する際、
いつも私が「声掛け」をしているのは、次の言葉です。

「何か自分で、そのことに関連することついて苦労した話は無いのですか?あれば、それを仕様に反映すると良いですよ」

1回目の緊急事態宣言後の期間限定で、支援先の飲食店は、テイクアウトメニューを検討するところが多かった時も。。全てに、声掛けしていたものです。

具体的には、中華料理屋で、ラーメンのテイクアウト、どのような手を加えれば良いのか?という質問の時も。

私自身を例に紹介すると、次のようなことです。

・子供の塾の送迎や共働きで、夕食の支度の時間が充分に取れなかった
⇒私が食品メーカーの勤務時代、時短に繋がる「簡便即食応援食品」の開発に力を入れる。

 仕様の論点の事例)煮込みで時間が掛かる食材を使わせない(人参など根菜では無く、葉野菜の料理の提案)等々

・補助金申請の支援をしていて、支援先が不採択だった
⇒それ以降は、採択必達を心掛けて、書くべき内容の構成、タイトル出し、記載内容の概要まで突っ込んだ助言をする。

 仕様の論点の事例)書く内容を事業者に任せない(書く内容まで助言することを見積の金額の根拠に提示)等々

概ね、自分で困ったことは、多くの方が困っている可能性が高いのです。
ですから、自分の過去の経験や体験を、整理すると、良い「改善の方向性」が見つかるものです。

え!難しい・・と聞こえてきそうですが、あるものです。
例えば、感染症影響下で、先の中華料理屋が、ラーメンのテイクアウトを始める際、1番留意したのが「麺が伸びないこと」次いでが「汁が冷めないこと」。

これは、店主が子供のこと、近所の中華料理屋から出前をしたときに、
お店で食べるより、麺が伸びている、汁が冷めているという「おいしくない」印象が痛烈に残っていたからです。

ですから、汁は保温カップに、麺はバリ硬で、提供して人気でした(現在は、していません。期間限定で実施したもの)。

このように、無いではなく、必ずあるものですから、しっかりと思い出しましょう(笑

そんなこと言っても、無い・・という方には、近日、インターネットを活用した方策を別途、紹介しますね。

自分事で考えた商品やサービスの改善(仕様変更)は、インターネット等の間接的な他者の「出来なかったこと」体験より、想いがのるものです。
この想いがのった仕様こそ、強い商品やサービスを産み出すことに繋がります。

そのようなわけで、まずは、自分の出来なかったことを、お客様が出来るように!をおススメしているのです。

久保 正英(中小企業診断士・マーケティングコンサルタント)

加工食品事業者や飲食店等の消費者向け商売の「マーケティング」戦略立案と実行支援に日々取り組む。 支援する事業者のスキルや、置かれている事業環境を踏まえた「実現性の高い」支援が好評である。

講演やセミナー、執筆においては、「出来ることから出来るだけ実行」をモットーに、実効性の高い内容を傾聴、傾読できる。

2016年には、記号消費論を活用した「集客の手法論」を広く世間に公開し、その内容が認められ「中小企業庁長官賞」を受賞した。

近年は、存在価値論を支援研究テーマに掲げる一方、農林水産省や環境省の委員を2013年以降現在まで歴任しており、飲食業、食品製造業、農業、水産業といった業種の政策への提言も積極的に行っている。

主な著書に『飲・食企業の的を外さない商品開発~ニーズ発掘のモノサシは環境と健康(カナリア書房)』 『「お客様が応援したくなる飲食店」になる7つのステップ (DO BOOKS・同文館出版)』がある。

売上を伸ばすことで
1)根本的な経営改善をしたい
2)資金繰りを改善したい
3)知恵やスキルを身につけたい

そのようにお考えの方は、
是非、お気軽にお問い合わせください。

※メールは24h受け付けています。

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