地域ブランド育成は少し異なる産学連携が面白い

以前、八丈島の島オクラを事例に、食品分野の特産品開発のポイントを紹介しました。(⇒ こちらクリック シーサーブログになりますが・・(-_-;))

今回は、山梨県 富士吉田市の特産品「吉田うどん」の面白い取り組みを紹介します。

産学連携という言葉を使うと、大掛かりな仕掛けのように見えますが、非常にシンプルで、地域ブランドの育成に頭を悩ませている地域の方々がいらっしゃいましたら、非常に参考になるので紹介したいと思うのです。

山梨県富士吉田市は、私の事務所のある神奈川県相模原市(旧藤野町)からは車で約30分のところにあります。

御昼に食事に出かけることも多々。

そこで、いつも感心させられるのが、こちらです(↓)

こちらは、地元の「ひばりが丘高校 うどん部」という面白い部活が発刊しているもので、地元の高校生の目線で紹介されています。

普段、地域に日常食として定着している「うどん文化」の象徴として、地域には非常に多くの「吉田うどん」を提供している飲食店があり、結果、観光客も食事に訪れることも多々あるのです。

この「地域に定着している」うどん文化を、多方面に発信しようという意図があるのでしょう。また、何よりも、この発刊を通じて、地元高校生が地域の飲食店等との交流が産まれる絵が、文字通り産学連携と言っても良いのでは無いでしょうか。

紹介の仕方や、文面が、非常に率直で、実直で、直球で、ある意味、お店の「記号」を明確に明示していると言えます。

例えば、上記フリーペーパーでいくつか事例を紹介すると以下になります。

■桜井うどん
紹介されているキャッチコピー:吉田のうどんの原点を・・
消費者目線の記号消費:吉田うどんってどんなものか体験するには、この店だな・・!

■天下GO!麺
紹介されているキャッチコピー:吉田×讃岐は・・
消費者目線の記号消費:(讃岐うどん好きが)気になる・・この店だな・・!

さらに、時勢を反映して、上記写真のように、「コロナ対策」どんなことしているか?まで、丁寧に紹介されています。

以前紹介しましたが、地域ブランド育成や、その背景にある特産品の開発は、「必然性」が全てです。地域に定着しているうどんを、地域で食べ慣れ親しんだ高校生が、このように紹介する「絵」は、必然性の塊です。

皆さんの地域でも、参考にされては?

非常に面白い取り組みですね!

久保 正英(中小企業診断士・マーケティングコンサルタント)

加工食品事業者や飲食店等の消費者向け商売の「マーケティング」戦略立案と実行支援に日々取り組む。 支援する事業者のスキルや、置かれている事業環境を踏まえた「実現性の高い」支援が好評である。

講演やセミナー、執筆においては、「出来ることから出来るだけ実行」をモットーに、実効性の高い内容を傾聴、傾読できる。

2016年には、記号消費論を活用した「集客の手法論」を広く世間に公開し、その内容が認められ「中小企業庁長官賞」を受賞した。

近年は、存在価値論を支援研究テーマに掲げる一方、農林水産省や環境省の委員を2013年以降現在まで歴任しており、飲食業、食品製造業、農業、水産業といった業種の政策への提言も積極的に行っている。

主な著書に『飲・食企業の的を外さない商品開発~ニーズ発掘のモノサシは環境と健康(カナリア書房)』 『「お客様が応援したくなる飲食店」になる7つのステップ (DO BOOKS・同文館出版)』がある。

売上を伸ばすことで
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そのようにお考えの方は、
是非、お気軽にお問い合わせください。

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