主成分分析を活用した明瞭なターゲティングの仕方(1)

2つブログをしているのですが
なかなか、ブログに手が回らない・・

がんばらないと!(笑)ですね。

さて、このタイトル。
そう、私がターゲティングを支援するときに行う手段の1つである「主成分分析」について、
新たにシリーズとして立ち上げてみようかと思います。

第1回は、主成分分析のイメージと活用方法について以下に紹介します。
その上で、次回以降、具体的な進め方について書いていきますね。

==主成分分析の活用イメージについて(以下、事例)==
例えば、果物を10果紹介し、「好きな順」に1位から10位まで序列付けしていただく。その順位を得点として取り扱い、年齢層別に主成分分析を行ったとする。
主成分分析.jpg

この調査結果を分析すると、65歳以上の方々は、イチゴ、ぶどう、みかんという従来型の果物には、高い得点を与えているのに対して、
マンゴー、アボカドといった南方系の果物には、低い得点であることがわかる。

つまり「嗅覚:南国匂、流通時期:昭和50年代後半以後普及、風味:濃厚、・・・等々」といったものに対して、距離を置いており、
逆に「嗅覚:青物匂、流通時期:昭和50年代には普及済、風味:さっぱり、・・・等々」に親しみを覚えていることがわかる。

 調査結果の活用例として、飲食店で食後のデザートの果物を提供する場合、65歳以上の方には、「嗅覚:南国匂、流通時期:昭和50年代後半以後普及、風味:濃厚、等々」といったものを避け、逆に「嗅覚:青物匂、流通時期:昭和50年代には普及済、風味:さっぱり、等々」といった嗜好のものを提供すれば良いことになる。

安易に、65歳以上の方々に人気のイチゴやぶどう等を、自店でも提供してしまいそうであるが、それでは、他店と競争が同質化するだけである。そこで、本調査のような「物事の嗜好や傾向」を見える化することで、他店とは差別化できる取組みが可能になる。

例えば、「嗅覚:青物匂、流通時期:昭和50年代には普及済、風味:さっぱり、・・・等々」といった特徴の果物であれば、他にリンゴ等が考えられる。また、食後のデザートをスイーツで代替するのであれば、「嗅覚:青物匂、流通時期:昭和50年代には普及済、風味:さっぱり、・・・等々」を充足するようなスイーツが、優先して提供されるべきである。

例えば、わらび餅や草餅等になる。間違ってもチーズタルトといった選択にはならないのである。

==以上まで==

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今回のキーワード:統計分析,飲食店,マーケティング,販売促進,商品開発,メニュー開発,集客,食品,広告宣伝,中小企業診断士,販路開拓,販促


久保 正英(中小企業診断士・マーケティングコンサルタント)

加工食品事業者や飲食店等の消費者向け商売の「マーケティング」戦略立案と実行支援に日々取り組む。 支援する事業者のスキルや、置かれている事業環境を踏まえた「実現性の高い」支援が好評である。

講演やセミナー、執筆においては、「出来ることから出来るだけ実行」をモットーに、実効性の高い内容を傾聴、傾読できる。

2016年には、記号消費論を活用した「集客の手法論」を広く世間に公開し、その内容が認められ「中小企業庁長官賞」を受賞した。

近年は、存在価値論を支援研究テーマに掲げる一方、農林水産省や環境省の委員を2013年以降現在まで歴任しており、飲食業、食品製造業、農業、水産業といった業種の政策への提言も積極的に行っている。

主な著書に『飲・食企業の的を外さない商品開発~ニーズ発掘のモノサシは環境と健康(カナリア書房)』 『「お客様が応援したくなる飲食店」になる7つのステップ (DO BOOKS・同文館出版)』がある。

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