webコンサル尻拭いでわかる動画広告はじめる留意点

先日は久しぶりに
某商工会からの専門家派遣でした。

民間ベースの支援がメインですが、稀に「専門家派遣」も重宝します。
それは、当事務所にとっては「新規の出逢い」であり、
未来の顧問先だったり発展することも多々なのですー♪

さて、訪問した事業者さんは
小規模な食料品製造業さんでした。

実は、販路開拓にお困りで
商品のPRや販促企画についての御相談でした。

ただ、限りある3回の専門家派遣のうち
実は1回、すでに「某web動画コンサルタント」名乗る先生から指導を受けており
これに納得できずに、別の先生に白羽の矢が立ち、それが私だったのです。

その「某web動画コンサルタント」名乗る先生は、
次のような2次データを紹介され、延々と動画広告で集客できますよ・・といった主旨の説明をされたそうです。

無題.jpg
(サイバーエージェント社が毎年発表している動画広告の予測)

5G(第 5 世代移動体通信)のサービスインが今年。
ネット上の動画コンテンツの需要は増加する・・それが論拠のようです。

ですが、年商8000万の4人社員の小規模な製造業ですよ・・
動画広告など 作れるわけもなし
管理できるわけもなし

どうやってやるの??
ここをちゃんとロードマップと予算(費用対効果)とともに、示せないなら

世のトレンドで、事業者を誘導しないで欲しい・・
それが私は言いたいのですよ・・(-_-;)

さて、もし、食料品・食品製造業の方、飲食業の方で
動画広告等や、動画を使った営業活動を一考されている方がいらっしゃいましたら、
以下の点を充分に吟味してから、事を(出費になるものを・・)始めるべきでしょう。

==商品動画の作り方を検討する前提としての留意点==

・見えない部分の表現ができること
 例えば豆腐、見れば豆腐と分かります。
 見ればわかるものは極端、写真で良いわけです。
 それを、わざわざ動画にするわけですから、見えない部分に伝えたい「情報」がどれだけあるのか??ここを事前に検討しておくことが大事なのです。その情報が「たくさん有る」のであれば、動画として成立するでしょう。俗に言うストーリーやコダワリという言葉になるのでしょうね。
 →大豆が希少な品種で希少な場所で育てられている
 →大豆が希少な栽培管理がされている
 →仕込み水が湧水等々、希少である
 →製造技術に特長があり、風味に多大な好影響である

 ・・・etc

 このような視点で、ちゃんと論理的に説明ができる情報を用意できるか?ここがポイントです。

・買ってほしい相手と理由が説明できること
 多くの個人や小規模事業者の方は、ご自分の商品が1番だと思っています。例えばうちの大根は1番美味しいといった主旨の表現をする農業者が居ますが、食べ比べましたか?どのような料理法で、そのように確信しているのですか?このように質問すると、ほとんどの方が回答できないものです。 この部分が明確でなければ経験上、実際に売上に貢献できる動画は作成できないものです。

 また、どのような人に買ってほしいか?ここも重要です。なぜなら、その方々に「響く」ように、動画を創る必要があるわけですから、当然です。先の大根の場合、料理に関心がない女性層に、どれだけPRしても、邪魔でスキップされる情報でしかないわけですから。

==以上==
いかがでしょうかー
私は動画を創る、そしてどのように広告したらよいか・・等々
正直、そこまで わかりません。

ただ、これまで種々のwebコンサルや、動画制作事業者と仕事を共にする中で
上記2点くらいは、発注元の小規模事業者が「事前準備」しておけば、
ちゃんと「売上」獲得に繋がる「費用対効果の高い」動画広告が作れたはずなのにな・・と思うのです。

ですから、
上記のような、web動画コンサルタントの方が、ちゃんと このあたりもコンサルしてもらえると嬉しいのです。

余談ですが、
このような尻拭い案件は、年に2件くらいは 実際あるものでして・・(-_-;


久保 正英(中小企業診断士・マーケティングコンサルタント)

加工食品事業者や飲食店等の消費者向け商売の「マーケティング」戦略立案と実行支援に日々取り組む。 支援する事業者のスキルや、置かれている事業環境を踏まえた「実現性の高い」支援が好評である。

講演やセミナー、執筆においては、「出来ることから出来るだけ実行」をモットーに、実効性の高い内容を傾聴、傾読できる。

2016年には、記号消費論を活用した「集客の手法論」を広く世間に公開し、その内容が認められ「中小企業庁長官賞」を受賞した。

近年は、存在価値論を支援研究テーマに掲げる一方、農林水産省や環境省の委員を2013年以降現在まで歴任しており、飲食業、食品製造業、農業、水産業といった業種の政策への提言も積極的に行っている。

主な著書に『飲・食企業の的を外さない商品開発~ニーズ発掘のモノサシは環境と健康(カナリア書房)』 『「お客様が応援したくなる飲食店」になる7つのステップ (DO BOOKS・同文館出版)』がある。

売上を伸ばすことで
1)根本的な経営改善をしたい
2)資金繰りを改善したい
3)知恵やスキルを身につけたい

そのようにお考えの方は、
是非、お気軽にお問い合わせください。

※メールは24h受け付けています。

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