爆売れ商品としては、殺菌関連液(次亜塩素酸水等)、マスク等々
やや売れ商品としては、免疫力向上食品(納豆、ヨーグルト等)等(笑)
この現象は、ビジネスにおいて端的にわかりやすい「集客のヒント」を与えてくれています。
それは以下の5つの論点でしょう。
・希少性
ひと言:需給バランスが崩れ、紹介した爆売れ商品は「希少性」が増していますね。
・限定性
ひと言:爆売れ商品は、品切れつづいているところが多いので、朝一番なら品揃え可能性ありとの希望で、ドラッグストアに並ぶ光景がありました。
・不安解消
ひと言:新型コロナウイルスから身を守りたいのですよね・・
・お困りごと解消
ひと言:新型コロナウイルスから身を守る商品やサービスが手に入らない・・
・そもそも存在すること/開いていること
ひと言:そもそも御店が休業だと顧客との接点もてませんし、品揃えなければ売れないですしね・・
これで御理解いただけると思いますが、
この5つが、平常時でも集客し 相応の売上を獲得できる「御店創り」の「ヒント」そのものです。
実際、秀逸においしいメニューが存在する飲食店のテイクアウトは大人気です。
なぜなら、そのお店でしか出逢えない食味や風味だからです。
平常時でも、御店を繁盛させたければ、この5点セットを網羅できる取組みが必要・・
難しく考えない取り組みが必要ですね。
久保 正英(中小企業診断士・マーケティングコンサルタント)

加工食品事業者や飲食店等の消費者向け商売の「マーケティング」戦略立案と実行支援に日々取り組む。 支援する事業者のスキルや、置かれている事業環境を踏まえた「実現性の高い」支援が好評である。
講演やセミナー、執筆においては、「出来ることから出来るだけ実行」をモットーに、実効性の高い内容を傾聴、傾読できる。
2016年には、記号消費論を活用した「集客の手法論」を広く世間に公開し、その内容が認められ「中小企業庁長官賞」を受賞した。
近年は、存在価値論を支援研究テーマに掲げる一方、農林水産省や環境省の委員を2013年以降現在まで歴任しており、飲食業、食品製造業、農業、水産業といった業種の政策への提言も積極的に行っている。
主な著書に『飲・食企業の的を外さない商品開発~ニーズ発掘のモノサシは環境と健康(カナリア書房)』 『「お客様が応援したくなる飲食店」になる7つのステップ (DO BOOKS・同文館出版)』がある。