お土産や特産品の「何でこの事業者が」の払拭がヒットへの近道

先日、秋田駅前で行われた「醸しまつり」

支援先の佃煮3社の集まり「スメルト」メンバーが出店していましたので
顔出し。
IMG_1485.jpg

そんな中
こんなブース(↓)が目に飛び込んできました。
かづのホルモン.jpg

ちょうど、鹿角市、小坂町の小規模事業支援施策の計画策定を支援しているため
「花輪ホルモン」というブースサインが目に飛び込んできたのでしょう(笑い

ただ、
よくよく見ると??えっ??

角館の事業者が、花輪ホルモンをPRして出店しているのでは無いですか?

そう、
秋田県内においては、
このような光景、珍しくないですよね。

例えば「きりたんぽ」
出所は歴史的に「鹿角市」のようですが、
本場という言葉を使い大館市もPRしている様子。

さて、
以前、紹介したとおり、特産品の定義は以下になります。
ここから踏まえると、
この出店者のブースが苦戦するのは目に見えていますね。

・必然性がある
 その地域で、非常に長い年月を掛けて、かねてから食べられており、食文化として根付いていること
 例)秋田県潟上市の佃煮
 潟上市の食品スーパー等にいくと、日常から地域の方が食す文化が根付いている為、
 佃煮の売場が非常に大きく確保されています♪

・地域流通価格を上回らない値付が実現できていること
 他地域から来た方をもてなす食品が特産品食品の役割の1つです。ですから、地域で当たり前に流通している価格が、値付けのベースになります。
 つまり、これを上回るには、それなりの上回る理由が無ければならないのです。
 例)八丈島の島オクラ

 上記画像のような高単価な値付けが日常の食品スーパーで根付いているから、このような単価で観光客等にすすめても良いのです。

・製法や原材料の文化の定着
 製法や原材料は、非常に長い年月を掛けて、かねてから定着しているものでなければなりません

 例)秋田県潟上市の佃煮:水産資源の保存文化

====
そもそも、消費者は賢いのです。

何で、この地域じゃないものが売っているの?
何で、この事業者関係ないのに、製造しているの?

例えば、道の駅でも「耳を傾けてみてください」

そのような会話が聞こえてくることでしょう。

特産品は、特産品です!と言えば済む話ではないのです。

売れませんよ・・
少なくとも、想定通りの売りにするのは至難の業ですよ(汗)


久保 正英(中小企業診断士・マーケティングコンサルタント)

加工食品事業者や飲食店等の消費者向け商売の「マーケティング」戦略立案と実行支援に日々取り組む。 支援する事業者のスキルや、置かれている事業環境を踏まえた「実現性の高い」支援が好評である。

講演やセミナー、執筆においては、「出来ることから出来るだけ実行」をモットーに、実効性の高い内容を傾聴、傾読できる。

2016年には、記号消費論を活用した「集客の手法論」を広く世間に公開し、その内容が認められ「中小企業庁長官賞」を受賞した。

近年は、存在価値論を支援研究テーマに掲げる一方、農林水産省や環境省の委員を2013年以降現在まで歴任しており、飲食業、食品製造業、農業、水産業といった業種の政策への提言も積極的に行っている。

主な著書に『飲・食企業の的を外さない商品開発~ニーズ発掘のモノサシは環境と健康(カナリア書房)』 『「お客様が応援したくなる飲食店」になる7つのステップ (DO BOOKS・同文館出版)』がある。

売上を伸ばすことで
1)根本的な経営改善をしたい
2)資金繰りを改善したい
3)知恵やスキルを身につけたい

そのようにお考えの方は、
是非、お気軽にお問い合わせください。

※メールは24h受け付けています。

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