自分事メニューや商品展開の記号化販促は気分一致効果で効果倍増

Bower 、Forgasらによって提唱された心理の話に、気分一致効果というものがあります。

これをマーケティングで利用するには、次のように解釈すると良いでしょう。

パターン①
「気分や調子が良い時は「意志決定」において、ポジティブな事象や情報のPRが影響しやすい」

パターン②
「気分や調子が悪い時は「意志決定」において、ネガティブな事象や情報のPRが影響しやすい」

ですから、記号消費を誘発するには、主に下記のような論点があるのですが、
その中でも1番右上の「自分事」という概念が1番重要になるのです。

つまり、飲食店のメニューで焼肉定食を事例に説明すると・・

パターン①
精が付く・・・焼肉定食

パターン②
食欲不振におススメ・・・・・焼肉定食

このようになります。

以前、紹介した女性専用サロンの下記PR(地域の無料情報誌)を再掲しますが・・これはいかがでしょうか?

そうですね、パターン①を意識したものになります。

以上のように、人は置かれている調子が良い(ポジティブ)時はポジティブに反応し、調子が悪い(ネガティブ)時には、ネガティブに反応するという論点を踏まえ、日常の広告物や、販路開拓メッセージ(文字、イラスト等)を進化させることで、より効果的な記号消費を誘発させることが叶うのです。

余談ですが、このサロンの広告の上側が集客策用、下側が販促策用です。

===
気分一致効果は、非常に多くの2次データや学術論文が存在します。

非常に有効な手段ですし、小規模事業者の皆さんも直ぐに取組めるものですので、ぜひチャレンジしてくださいね。

久保 正英(中小企業診断士・マーケティングコンサルタント)

加工食品事業者や飲食店等の消費者向け商売の「マーケティング」戦略立案と実行支援に日々取り組む。 支援する事業者のスキルや、置かれている事業環境を踏まえた「実現性の高い」支援が好評である。

講演やセミナー、執筆においては、「出来ることから出来るだけ実行」をモットーに、実効性の高い内容を傾聴、傾読できる。

2016年には、記号消費論を活用した「集客の手法論」を広く世間に公開し、その内容が認められ「中小企業庁長官賞」を受賞した。

近年は、存在価値論を支援研究テーマに掲げる一方、農林水産省や環境省の委員を2013年以降現在まで歴任しており、飲食業、食品製造業、農業、水産業といった業種の政策への提言も積極的に行っている。

主な著書に『飲・食企業の的を外さない商品開発~ニーズ発掘のモノサシは環境と健康(カナリア書房)』 『「お客様が応援したくなる飲食店」になる7つのステップ (DO BOOKS・同文館出版)』がある。

売上を伸ばすことで
1)根本的な経営改善をしたい
2)資金繰りを改善したい
3)知恵やスキルを身につけたい

そのようにお考えの方は、
是非、お気軽にお問い合わせください。

※メールは24h受け付けています。

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