依頼内容
競合のパン屋さんが多い中、敷島製パンで職人として活躍していた店主が、満を持して、創業したいと相談を受けた。感染症影響が拡がる中、諸々のマイナス要因は多いが、何としても成功させたいとのことで、創業から「ある程度」の軌道になるまで、経営全般とマーケティング支援を、継続してサポートすることとなった。
支援内容
創業にあたり、長く愛されるお店に育てるため、「お店の存在価値」が明確になるよう店主と議論を尽くした。さらには、その「価値」を記号にしたコンセプトを開発し、そのコンセプトを具現化するコンセプトストアとしてお店を創造していくこととした。そのコンセプトを踏まえ、品揃えや商品開発、さらにはPOP掲示内容等、種々のお店創りのシズルや、集客や販売促進策について、助言を行った。
支援実績
逗子や鎌倉市の近隣パン屋さんの競合経営状況を、身近な商工会等に働きかけ、可能な限りで把握した。その上で、特定存在価値の発見(今回は交絡因子アプローチを採用)が叶った。例えば、「不味ければ続かない」「食品添加物以外の「健康への悪」イメージがあるものは、常用しない」といった消費者嗜好を見出し、価値付けを行った。店内や店頭のシズルには、一般的存在価値を加味し、反映することで、消費者の興味喚起を図れるように仕向けていった。一方、記号消費を誘発するコミュニケーションとして、記号は「毎日食べれる品質」とし、その視覚化(イラスト、POP説明、商品仕様・・etc)を店内外コミュニケーション・メッセージとした。商品仕様で事例を言えば、「マーガリンでは無く、バターを使う」等々である。
以上の結果、店内外は下記画像のようになり、繁盛店として安定した経営を続けている。
契約形態
個別課題対応型から顧問型支援
同社所在地
神奈川県 逗子市