中小企業庁長官賞受賞の狙いは記号消費

さて、よく聞かれるんです。
支援機関の方に。
「中小企業庁長官賞 受賞前後でどう変わりましたか?」
久保正英.jpg

また、顧問先においては、
「なんで そんなメンドクサイ論文や発表の場があるのに・・」ってなことも(汗)

実は、私にとって、この回答は明快です。
それは、セルフブランディングのために必要だったから・・

私自身は、起業後から、一貫して「食ビジネス」の現場を主たるクライアントに支援してきました。
それは、自分自身が食ビジネスを実践していること、さらには働いてからずっと、食ビジネスの現場に居たこと。
これが大きく影響しています。
そもそも、食ビジネスの現場が好きなので、私にとっては天職のようなものです。

さて、セルフブランディングを継続しブラッシュアップしていくには、
自分自身を知り、マーケティングを実践していくことでしか、実現できないことに気付きます。
そこで白羽の矢を立てたのが、このコンサルタントの名誉賞でもある「中小企業庁長官賞」なのです。

さて、アフターの話をすれば、この賞が自分にとって、どれだけ大きな影響があったかを説明できます。
まず、売上は翌年以降倍増しました。
私には社団もあって、種々のマーケティングリサーチの業も倍増しました。
セミナーは月1本程度だったのが、最盛期で10本、今は意図的にコントロールして月4本までとしています。

受賞の翌年の私に発注される方々がセミナー等で紹介される名セリフ(笑)は、
「今日は、中小企業庁長官賞を受賞された 久保さんに登壇いただき・・」ってな具合(笑)

つまり、私は、この賞を「記号」として扱い、発注する側(消費する側)に「発注しやすい口実」を与えたことになるのです!

さて、これが偶然受賞できたのなら、マーケティングとは言えません。
ハッキリ言いますと、偶然ではありません。それは意図的だったのです。
2013年に「この賞を受賞するには、このような感じだろうな・・」と論文を起こし、プレゼンにのぞみます。
結果は惨敗。

その上で、場の雰囲気や委員の方々の会話などに耳を傾け、委員対策が最重要であることを知ります。
その上で2016年、やってきました!

当時はサービスマーケティングの大学の先生が委員長を務めるではありませんか!
満を持してのぞみ、見事に受賞したのです。

さて、受賞翌年から2年くらいは、「中小企業庁長官賞受賞」を記号として活用し、商売を軌道にのせてきました。
それ以降は、「食ビジネスなら久保さん」といった具合に定着してきたようです。

それはなぜか?
それは、論文には、飲食店、農業者、そして物販(つまり食品製造業)の登場人物を仕込んでおいたからです。

そのおかげで、食ビジネス支援の専門家と言われるようになりました。
ありがたいことです。

==さて、==
ダラダラと 自慢話みたいなことを書きましたが、皆さんの商売において、何が記号になり得るか?
これを考えることは非常に重要です。
私の支援先でも 支援時に意識しているところです。

例えば、
アシックスの食堂に惣菜を納品できるようになった惣菜屋さんは、アスリート向けの惣菜屋として定着しました。
この場合、アシックスが認めた・・これが記号だとわかったからです。

例えば
日本で1番気温が上昇し暑い地域で、ローカル限定カラムーチョを発売すれば、ヒ―おばあちゃんのイメージが手伝って
辛いポテトチップス(カラムーチョ)の売れ行きを上げることができました。
この場合、日本で1番暑くなる地域・・これが記号だとわかったからです。

どんなに小さな個人や小規模な事業者にも、かならず商品や事業特性に添った記号が存在します。

個人店や小規模事業者で言うところのセルフブランディングや
それ以上の規模の事業者のブランディングの第1歩は、

その記号を取得し、そして、その記号を理由に、御客様に消費してもらうことを仕向ける

このように言っても過言では無いように思います。

PS,余談ですが、私の論文のテーマは、記号化でした♪


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