1秒原価把握が食事業者の経営改善スタートの狼煙

あなたの飲食/食料品製造/食料品卸売/菓子製造等ビジネス
「1分当たり、あるいは1秒あたり どのくらいの費用が掛かっていますか?」

その上で、どのような価格設定が出来ていれば、コロナ禍でも ある程度辛抱できる経営状況だったのでしょうか?

この質問に即答できる方には中々、出会ったことが無いのが実際です。
しかしながら、
以前に紹介した「コロナ禍 経営状況確認調査⇒こちらクリック」でも、
まだまだ大丈夫という回答ができる支援先が居るのも事実。
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この質問に即答できるようなら、おそらくその事業者は平常時、「儲かっている」可能性が高そうです。

では、ある支援先飲食店の話を事例にしてご案内しましょう。

その飲食店、1分あたり42円の費用が掛かっています。
具体的には、電気代2.1円、ガス代0.67円、水道代0.056円、賃料9.1円、教育訓練費0.0834円、人件費28.7円、ガソリン代0.65円・・等々。

1分当たり何円の費用が掛かっている?
この求め方は簡単で、直近年の確定申告額(決算額)の費用総額を参考に総額費用を明確にします。
(実施時期は年初が良いでしょう!)

その上で、修繕に掛かりそうな費用予算、販促を強化するなら、その予定予算、新メニューや物販を開始するにあたっての設備投資予算、それから、種々の内外環境でも食い凌ぐための内部留保予算(おおむね1ケ月あたり売上を3~6ケ月分)、それから手取りとしてどれだけの給料を自分自身が欲しいのか、給料をどれだけ払うのか、欲しい利益等々、を吟味して見直していきます(減算したり加算したり)。

総額予算が決定したら、
1年=365日=365×24時間×60分×60秒で割り算してやればいいのです。

この飲食店の場合1分で42円ですから、1時間あたり42円×60分=2520円の費用が掛かっています。

これは現在、時短営業であれ、休業であれ、定休日であれ、開店前であれ、寝ている間であれ(笑)
時間当たり2520円掛かり続けていることになりますよね。

そうするといかがでしょう。
1日あたりでは、24時間×2520円=60480円の売上を確保しないと、その日は赤字になってしまいますね。

実は、ここで紹介した飲食店であれ、農業であれ、この費用感がとても大切なのです。

費用を知ることで、1時間あたり、1日あたりの確保しなければならない売上が見えてくるものです。

そして、
その費用をリカバリーする(売上を確保する)意識が生まれてきます。

余談ですが、
この取組が出来ていれば、必要な利益も内部留保も、経営悪化時の貯えも含まれています。
ですから、このような原価設定が出来ていれば、現状のような窮地でも 何とか辛抱することが叶うのです。

以上、読者の皆さん、いかがでしたか?

1分あたり、1秒あたり何円の費用が掛かっていますか。
1時間あたり、1日あたり・・
このことを知ることから、

飲食店であれ、食品メーカーであれ、農家であれ、
採算管理が簡単にスタートすることになるのです♪

1分あたり、1時間あたり、1日あたり・・
この1区切り1区切りで利益を出そう!(費用をリカバリーしよう!)という意識が大きくなればなるほど、
あなたの商売は儲かっていくことになるでしょう。

コロナ憎し
お互いに がんばっていきましょうー


久保 正英(中小企業診断士・マーケティングコンサルタント)

加工食品事業者や飲食店等の消費者向け商売の「マーケティング」戦略立案と実行支援に日々取り組む。 支援する事業者のスキルや、置かれている事業環境を踏まえた「実現性の高い」支援が好評である。

講演やセミナー、執筆においては、「出来ることから出来るだけ実行」をモットーに、実効性の高い内容を傾聴、傾読できる。

2016年には、記号消費論を活用した「集客の手法論」を広く世間に公開し、その内容が認められ「中小企業庁長官賞」を受賞した。

近年は、存在価値論を支援研究テーマに掲げる一方、農林水産省や環境省の委員を2013年以降現在まで歴任しており、飲食業、食品製造業、農業、水産業といった業種の政策への提言も積極的に行っている。

主な著書に『飲・食企業の的を外さない商品開発~ニーズ発掘のモノサシは環境と健康(カナリア書房)』 『「お客様が応援したくなる飲食店」になる7つのステップ (DO BOOKS・同文館出版)』がある。

売上を伸ばすことで
1)根本的な経営改善をしたい
2)資金繰りを改善したい
3)知恵やスキルを身につけたい

そのようにお考えの方は、
是非、お気軽にお問い合わせください。

※メールは24h受け付けています。

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