農業起業者が着眼すべき2次データ

最近、農での起業の相談が増えてます。
特に中小企業にお勤めの30歳台の方が多いです。
多いって、どのくらい?
数年前から 1ケ月に平均2件はある感じです。
私自身が 農法人を実施していることも あるのでしょう・・♪

さて今回は、
これから農を始める方に 本音のキツイ現実を書いていこうと思います。

まず、農家は簡単には、食えるようになりません(汗)

食えるようにするには相当の努力が必要です。
いや努力では食えません。

湧きあがるアイデアと、行動力、人を巻き込むエネルギー
これが絶対必要です。
この3つがある人が、いわゆる販売力のある農家だといえます。

下図をご覧ください。
かなり古くてすみません。
この記事のために調べる時間が持てませんでした。

御覧いただくとわかると思いますが
あくまで平均ですが、農家所得は100万円切ってます。
農家総所得.jpg
(農林水産省 webサイト)

これでは、実際、子を養うことは無理です。

グラフの赤字は農家世帯の総所得ですが、
農以外の何かで収入を得ていることがわかります。

例えば、2000年では世帯収入が600万円程度に対し、
農所得は100万円程度の所得になっています。

つまり、
兼業農家だから生きていけるという実態ですね・・(-“-;A …

さて、これも少し古いですが、販売農家の所得層別の構成比です。
販売農家.jpg
(農林水産省 webサイト)

販売農家のうち
100万円未満(2004年)は約7割にもなります。

こうやって見ていくと、
厳しい現状に気づいていただけますよね。

だから、何が言いたいんだ!ってとこでしょうが、
農の道で「飯」食いたいなら、
よっぽどの覚悟をもってやらないといけないんだよ!ってことです。

家族を食わすことと、農を仕事にしたいから農の道に入るってことは、両輪で考えるべきではありません。

そもそも別の話です。
そのぐらいの「冷めた気持ち」を合わせもっておくことも必要なことです。

そうであれば、
閑散期に何かしら収入の手立てを考え、
栽培期間中(出荷直前まで)の無収入時間をやり過ごすことができるでしょう!

農で起業するなら、
農を続ける最善策を よくよく検討してから、道にすすむことをおススメします♪

次に、栽培作物の選択です。
経験上、商売がうまく運ぶためには次の視点が必要です。
・自分が好きな作物を選ぶ
・あまり皆が作っていないものを選ぶ

例えば、マルシェなんかに出店すると、
例えば11月下旬なら、
周囲は大根、カブ等々だらけです。

できる作物が近接地では同様のものになるので、
致し方無いとも言えます。

こうなると、ぶっちゃけ、販売大変です 笑

さて、加工品の件。
よく 農を知らない6次産業プランナー等が、
加工品にして付加価値をつけて販売しましょう・・ってな助言をされていることを目にするのですが

ほんとバカだなって思います。

工品ほど、手間がかかり(人件費を費やし)、販売がうまくいくことの方が少ないのに、死蔵ロスはどうなるの・・だし
何より、実際、せいぜい、売価の3割が最大の儲けでしょう。

でも、生野菜は違います。
上手に栽培できれば、数ミリが数十センチになり

自家採取していれば、元手は無料で、数百円に化けるのです。
つまり何が言いたいかといいますと、

農家はまず、生野菜をしっかり売り切るべきです。

それが余すような生産量や 余すような販売で手こずるようなときに
初めて、日持ちのする加工品に手を出すべきです。

6次産業化プランナー等は、
うまく言っていない農家が 付加価値が無い野菜を販売しているからダメだと持論を展開する方がいらっしゃいますが

それは付加価値が無い野菜を育てているからです。
つまり、農作物の商品開発が未熟なのです。

6次産業加工品がうまく行かない理由をコスト面から説明した記事は以下です。
(⇒こちらクリック

それから
農作物の商品開発の進め方を詳しく説明した記事は以下です。
(⇒こちらクリック

ぜひ、参考になさってくださいね。


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