御存知の方もいらっしゃると思います。
ただ、支援先でも知らない方も多い論点ですので、紹介します。
特別施策の方式
要するに「イベント実施の際の集客見込人数の算出の法則」
そのようなものです。
イベントは文字通り、特別なことを実施すること・・
ですので、直訳でも理解できることでしょう。
では、この法則を活用し、
イベント主催者が、集客人数を算出する方法を紹介しましょう。
==以下==
以下の写真は以前、岡山のイベントの一コマです。
「子どもたちが実行員会」を組織したイベントでした。
無論、大人もサポートしています♪
ステップ①:主催者や関係者で確実性の高い集客人数を算出
このイベントの場合、確実な参加人数が事前に読めるのは以下です。
⇒実行委員会の子供たちの保護者
⇒実行委員会の子供たちの友人
⇒実行委員会の子供たちの友人の友人
⇒サポートする大人の友人
⇒サポートする大人の友人の友人
⇒サポートする大人の子供達
⇒サポートする大人の子供たちの友人
この時は、上記を踏まえ、500人と算出しました。
ステップ②:法則に則り4倍で算出
ステップ①で目算が立った参加人数の4倍が公式ですので、以下の式になります。
事前に集客できるであろう人数500人×4倍=2000人
当日の集客人数は約2100人超でしたので、
概ね、近い数字になっていた計算になります。
==以上==
実は、この法則、もう少し厳密な算定法があるのですが、
当てにいくことが目的ではありません。
如何に、即効で概算するかがポイントですので、
この程度にしておきます♪
久保 正英(中小企業診断士・マーケティングコンサルタント)

加工食品事業者や飲食店等の消費者向け商売の「マーケティング」戦略立案と実行支援に日々取り組む。 支援する事業者のスキルや、置かれている事業環境を踏まえた「実現性の高い」支援が好評である。
講演やセミナー、執筆においては、「出来ることから出来るだけ実行」をモットーに、実効性の高い内容を傾聴、傾読できる。
2016年には、記号消費論を活用した「集客の手法論」を広く世間に公開し、その内容が認められ「中小企業庁長官賞」を受賞した。
近年は、存在価値論を支援研究テーマに掲げる一方、農林水産省や環境省の委員を2013年以降現在まで歴任しており、飲食業、食品製造業、農業、水産業といった業種の政策への提言も積極的に行っている。
主な著書に『飲・食企業の的を外さない商品開発~ニーズ発掘のモノサシは環境と健康(カナリア書房)』 『「お客様が応援したくなる飲食店」になる7つのステップ (DO BOOKS・同文館出版)』がある。