飲食店主力メニュー内製化は農家6次化と相違し競争力向上

さて、顧問先からメールであった問合わせについて説明してみます。
以前、飲食店は内製化すべきだと、記事にしました。
そのお店の事例として鹿角市の事業者(蕎麦屋)をあげていましたね♪
soba.jpg

以前の記事は⇒こちらクリック

一方、農業者は、いわゆる6次化(商品開発等)は、競争力を持てないため、
栽培した野菜をそのまま出荷する「脱6次産業化」をオススメする記事も紹介していました。
6次産業図示(久保正英).jpg

⇒以前の記事は⇒こちらクリック

さて、質問というのは、
飲食店が、原材料である農作物を栽培すると、結局、上グラフの左側のグラフになり、儲からないのではないですか?

このような主旨です。
回答としては、

蕎麦屋を事例として説明すれば、
本気で蕎麦を栽培すると、上グラフのようになり、確かに儲からないでしょう・・

しかしながら、上記の蕎麦屋の場合、
十割蕎麦は全メニューの一部であり、蕎麦の栽培は片手間で取組むことが可能です。
(集客のための 目玉メニューでもある)

ですから、
飲食店経営で掛かるコストの範囲で、栽培が可能であり、
実質、栽培コストはゼロに等しくなるもの
です。

そのからくりは、
以前紹介した、原単価法です。

例えば 上記蕎麦屋経営で、年間365万円のコストを見込んだ場合、1日あたり1万円で経営をすることになります。
その1万円の範囲で、栽培が出来ているのであれば、
栽培コストは実質ゼロという考えです。

よって、
飲食店が売りのメニュー等において使用する農作物を、
少々自家栽培し、使用することは、

外部から購入する金額分を削減することにつながり、

その商品(メニュー)等の収益性を向上させることになるのです。

そう、価格競争力が創出できるということになります♪

とはいえ、値下げしろという話ではありません。
主力メニューが収益性が高まるため、競争力を持つ!
そのようや意味です。

久保 正英(中小企業診断士・マーケティングコンサルタント)

加工食品事業者や飲食店等の消費者向け商売の「マーケティング」戦略立案と実行支援に日々取り組む。 支援する事業者のスキルや、置かれている事業環境を踏まえた「実現性の高い」支援が好評である。

講演やセミナー、執筆においては、「出来ることから出来るだけ実行」をモットーに、実効性の高い内容を傾聴、傾読できる。

2016年には、記号消費論を活用した「集客の手法論」を広く世間に公開し、その内容が認められ「中小企業庁長官賞」を受賞した。

近年は、存在価値論を支援研究テーマに掲げる一方、農林水産省や環境省の委員を2013年以降現在まで歴任しており、飲食業、食品製造業、農業、水産業といった業種の政策への提言も積極的に行っている。

主な著書に『飲・食企業の的を外さない商品開発~ニーズ発掘のモノサシは環境と健康(カナリア書房)』 『「お客様が応援したくなる飲食店」になる7つのステップ (DO BOOKS・同文館出版)』がある。

売上を伸ばすことで
1)根本的な経営改善をしたい
2)資金繰りを改善したい
3)知恵やスキルを身につけたい

そのようにお考えの方は、
是非、お気軽にお問い合わせください。

※メールは24h受け付けています。

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