食品裏面表示ラベルプリンター選びで必須条件について

今年の4月に新食品表示の施行になり、
運用の中で、食品表示プリンターの更新や導入に踏み込もうとする事業者も多いようですね。

当所の支援先の小規模食品メーカーや
コロナの影響の中で飲食店で惣菜業進出など、非常に多くの場面で問われる論点について紹介します。

その問われる内容とは以下です。

感熱式プリンターを選ぶべきか、熱転写式プリンターを選ぶべきか?

感熱式プリンターとは具体的には以下のようなものです。
久保正英2.jpg
(出所はこちらをクリック

熱転写式ラベルプリンターとは具体的には以下のようなものです。
久保正英1.jpg
(出所はこちらをクリック

選択に悩んだ場合は、以下の2つの論点で検討すると良いでしょう。

①消費者が食するまでの期間(保存期間)で決める

感熱式プリンターで印刷した場合、貼り付けたラベルは、長期間保存していると、
文字が薄くなってきたり、色が茶色く変色したりする現象
があります。

そこで、保存性の高い食品で、消費者が長期間保存することが想定される場合は、
感熱式を選択すべきでは無いと判断します。

つまり、保存期間が長い場合は、絶対、熱転写式プリンターを選択すべきです。
熱転写式プリンターは、普通紙にインクリボンのインクを熱転写し、文字や画像を印字するものです。
いわゆる感熱紙と異なり、長期間保存しても、文字が薄くなったり、変色、色焼けといった現象は、ほぼありません。

②価格帯で検討する

一般的には、熱転写式プリンターより、感熱式プリンターの方が本体価格が安い傾向があります。
また、感熱式プリンターは、インクリボンも不要なため、ランニングコストが安くなります。

よって、惣菜など、即食されることがわかる商品には、感熱式プリンターの方がオススメです。

熱転写式プリンターは、上述のように、長期保存ができるため、
高単価、デザイン性豊かな商品に利用した方が適切だろうと判断します。

以上、いかがでしたでしょうか。
小規模飲食店、小規模食品製造業、小規模菓子製造業の皆さんにとっては
多額の投資です。

慎重に選択したいところですね。

 

久保 正英(中小企業診断士・マーケティングコンサルタント)

加工食品事業者や飲食店等の消費者向け商売の「マーケティング」戦略立案と実行支援に日々取り組む。 支援する事業者のスキルや、置かれている事業環境を踏まえた「実現性の高い」支援が好評である。

講演やセミナー、執筆においては、「出来ることから出来るだけ実行」をモットーに、実効性の高い内容を傾聴、傾読できる。

2016年には、記号消費論を活用した「集客の手法論」を広く世間に公開し、その内容が認められ「中小企業庁長官賞」を受賞した。

近年は、存在価値論を支援研究テーマに掲げる一方、農林水産省や環境省の委員を2013年以降現在まで歴任しており、飲食業、食品製造業、農業、水産業といった業種の政策への提言も積極的に行っている。

主な著書に『飲・食企業の的を外さない商品開発~ニーズ発掘のモノサシは環境と健康(カナリア書房)』 『「お客様が応援したくなる飲食店」になる7つのステップ (DO BOOKS・同文館出版)』がある。

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是非、お気軽にお問い合わせください。

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