今回紹介する2次データは「V-RESAS」の12月1日時点のものです。
その内容を踏まえ、私の所感です。
Rettyという予約サイトの検索動向が、
前年同月比と比べ、今年はどのように推移しているかを表したものを、スマホでキャプチャーしたものです。
前年を下回っていますが、同サイトを多様しない方も含めて、考えると、このようなマイナス幅で済むわけがないですよね。
続いて、御覧いただきたいのは、
大規模イベントのチケット販売数の前年同月比の推移です。チケットぴあの情報のようです。
飲食店より、明確で、やはり罹患を恐れて、避けている、あるいは主催側がイベントをキャンセル(見送る)しているのでしょうね。
一方、Yahoo!の検索動向のようですが、屋外・レジャーの検索動向は、
全年同月比に比べ、伸長しています。
3密避けてという購買行動が理解できます。
Go toキャンペーン手伝い、近月では伸びていますね。
これは観光予報プラットフォーム推進協議会の提供のようです。
あともう1つ。
これは、POSデータによる売上の前年同月推移(主に小売)のようです。
GO toがはじまり、一時期、近月では落としていますが、
全体的には、前年を大きく上回っています。
==以上 いかがでしょうか?==
私の支援先の方へのメッセージとして所感を書くならば、
次のような取り組みがポイントになろう・・と整理できます。
≪飲食店≫
・3密避ける空間創りの徹底
・年末年始に向け素性が分かり合える関係性の顧客グループの貸し切り宴会予約
・入店者の体調を確認するアンケートや消毒の徹底など
(アンケートは以前のブログでダウンロード用意してあります)
・モノ消費では無く、コト消費の誘発で、店内誘客やテイクアウトメニューの集客可能
(この論点は、あらためて記事にします)
≪食品/菓子製造業(食品スーパー含む)≫
・巣ごもり年末年始基調に向け、バイヤーへの種々の販促提案
・モノ消費で我慢しつづけている顧客向けに、コト消費をコロナ沈静化以降体験できるインストアプロモーションの実施など
久保 正英(中小企業診断士・マーケティングコンサルタント)

加工食品事業者や飲食店等の消費者向け商売の「マーケティング」戦略立案と実行支援に日々取り組む。 支援する事業者のスキルや、置かれている事業環境を踏まえた「実現性の高い」支援が好評である。
講演やセミナー、執筆においては、「出来ることから出来るだけ実行」をモットーに、実効性の高い内容を傾聴、傾読できる。
2016年には、記号消費論を活用した「集客の手法論」を広く世間に公開し、その内容が認められ「中小企業庁長官賞」を受賞した。
近年は、存在価値論を支援研究テーマに掲げる一方、農林水産省や環境省の委員を2013年以降現在まで歴任しており、飲食業、食品製造業、農業、水産業といった業種の政策への提言も積極的に行っている。
主な著書に『飲・食企業の的を外さない商品開発~ニーズ発掘のモノサシは環境と健康(カナリア書房)』 『「お客様が応援したくなる飲食店」になる7つのステップ (DO BOOKS・同文館出版)』がある。