GO to トラベルは食品スーパーの負の連鎖と同じ問題を浮き彫りに

飲食業、食品製造業の売上獲得支援の中小企業診断士 久保正英です。
今日も、数あるブログの中から、
御縁をいただき、ご訪問いただき嬉しいです。
ありがとうございます。

==
皆さんは、食品スーパーで買い物をする際、
このような体験ありませんか。
久保正英.jpg

「今日は、ポテトチップス「うす塩味」特売で68円だから買っておこう!」
「今日は、ポテトチップス「うす塩味」98円だから、また特売の時に買えばいいや・・。」

これは、私が山崎製パンに勤めているとき、
湖池屋に勤めているとき、
メーカーの立場としても、実感していたことです。
つまり・・
「あまり、エンドコンコースで特売を仕掛けすぎると、定番売場で売れない・・(^^;」

無論、これは食品スーパーのバイヤーにおいても同様の見解です。

また、湖池屋に勤めていたときも、当時の上司に、よく言われたものです。
「あまり、安く売りつづけると、ブランドが棄損する」
「あまり、安く売りつづけると、その値段が、その商品の価値だと、消費者は誤解から定着してしまう」

==
実は、Go toトラベル キャンペーンの宿泊割引は、
その「食品スーパー」の売場と同じ状況を作り上げてしまった根源だとも判断できます。
久保正英2.jpg

実際、
緊急事態宣言がまだ出ていない、第3波のはじめのころ、
つまり、2020年12月28日以降、このキャンペーンは休止となりましたが、
事前に予約していた方が、軒並み、28日以降のキャンセルに動いたのです。

私の支援先の旅館やホテルは、事務所界隈に2軒、伊香保温泉に1軒、伊豆半島に1軒ありますが、
キャンセルがあった御客様に各3組、宿泊施設から電話し、
キャンセルの理由について「今後の参考に・・」ということで、確認させていただいたのです。

その全ての回答が、概ね以下の理由でした。
「また、安いときに(Go to再開したら)利用させていただきます・・」

そう、この事例からもわかるように・・
Go toキャンペーンが存在する限り・・
「安い時に、利用しよう・・」と御客様が考えるようになってしまいます。

==
以上のことから、Go toは、食品スーパーと同じような状況を醸成してしまった根源なのです・・。

久保 正英(中小企業診断士・マーケティングコンサルタント)

加工食品事業者や飲食店等の消費者向け商売の「マーケティング」戦略立案と実行支援に日々取り組む。 支援する事業者のスキルや、置かれている事業環境を踏まえた「実現性の高い」支援が好評である。

講演やセミナー、執筆においては、「出来ることから出来るだけ実行」をモットーに、実効性の高い内容を傾聴、傾読できる。

2016年には、記号消費論を活用した「集客の手法論」を広く世間に公開し、その内容が認められ「中小企業庁長官賞」を受賞した。

近年は、存在価値論を支援研究テーマに掲げる一方、農林水産省や環境省の委員を2013年以降現在まで歴任しており、飲食業、食品製造業、農業、水産業といった業種の政策への提言も積極的に行っている。

主な著書に『飲・食企業の的を外さない商品開発~ニーズ発掘のモノサシは環境と健康(カナリア書房)』 『「お客様が応援したくなる飲食店」になる7つのステップ (DO BOOKS・同文館出版)』がある。

売上を伸ばすことで
1)根本的な経営改善をしたい
2)資金繰りを改善したい
3)知恵やスキルを身につけたい

そのようにお考えの方は、
是非、お気軽にお問い合わせください。

※メールは24h受け付けています。

おすすめ記事

PAGE TOP